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~鬱と発達障害とつきあう日々~

長男の小3時代 4 成長編

 

 小3で近所の卓球教室に通うことになった長男。

 文字通り、その頃は、右も左もわからず、どう教えても、左右がどちらなのかが覚えられなかった。

   自転車に乗れば、めちゃくちゃな漕ぎ方をして、先生に注意され、私が後ろからついて走らなければならなかった。右だの左だの叫んでも、どっちなのかわからないから、ずいぶん調教するのに苦労した。

 しかし、卓球教室の、コーディネーション・トレーニングという運動を経て、体で左右を覚えた長男。だいたい4年生頃には、間違えることがなくなった。

 

 それからぐにゃぐにゃの姿勢とバランスを良くするため、4年生から空手も習わせた。なかなか直らなかったが、運動することや、礼儀作法を身につけることには、意義があったと思う。

 

 何が功を奏したのかわからないが、成長期でもあったのか、話し言葉は今一つだったが、聞く方の力は、格段についたこのころ。

 

 これまでは、悪いことをして叱っても、何を話しかけても、聞いているのかいないのか、わからないような反応だったのが、ちゃんと、聞いている表情や態度に変わったのである。 

 うれしかった。こうなったら、これからはどんどんしつけが出来る!と思った。

 今までの分を取り返すかのように、叱ったり、思い切り言って聞かせることができるようになった。

 何より、話が通じるようになり、2人でいても孤独感があったのが解消されて、一緒にいて楽しくなった。

 

 

 友達関係でも、少しは進歩があったようで、自分で約束を取りつけてくることができるようになってきた。時々、約束の場所や時間を忘れたりすることはあったけど。

 そうして、少し、私抜きでも、遊びに行くことが増えてきた。

 ただ、友達と遊ぶアイテムとして、DSは欠かせなかった。ゲームがなければ、間が持たず、すぐ帰って来てしまうからである。

 これは話し言葉が遅れていて、それを自分でも自信がなく思っている分、ある程度はしかたのないことだと思った。

 

 でも、コーくんの家などに遊びに行くと、「まだ帰らないで!」と言われて、ずいぶん門限時間をオーバーすることがあった。 そうなると、私がコーくんの家に出動して、帰るように言わざるを得ない。まだまだ手がかかるよ・・と思った。

 

 「門限は6時だよ!何やってんの、帰るよ!」というと、長男と二男はしゅんとしたが、コーくんはしゃあしゃあと、「うちの隣に引っ越してくればいいのに」などとニコニコして言うのだった。 口が達者でいいな、と感心した。

 そんなことが、何度か続き、ある日、夜7時になっても帰ってこないことがあった。今回は出動せずに待とう、と思った。

 結局帰って来たのは夜8時を過ぎていた。こうなると少し懲らしめなければならない。鍵を開けずに寒空の中、締め出した。30分ほど外で反省させたら、二男は泣いていた。長男も、私の剣幕に驚いたらしく、以後、どう工夫しているのかはわからないが、時計をしっかり見るようになったのか、ちゃんと「帰る」と友達に言えるようになったのか、門限を破ることはなくなった。

 

 続きは、またの機会に書きます。

 

 読んで下さって、ありがとうございました。

 

  

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    小5で思い切ってスポ少野球部に挑戦 !💦

   チームワークが大事なスポーツ!どうする?!