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雨 ときどき晴れ☀

~鬱と発達障害とつきあう日々~

長男の小3~4時代 番外編

 

 「よう、諒太郎(長男)の母ちゃん」こんにちは。「こんちはー!」「こんちわっす」

 それぞれの子で言葉は違えど、みんな恥ずかしがらずに挨拶してくれるようになった。相変わらず「おっぱいちょーだい!!」を挨拶がわりにしているおバカ小学生も若干いるが・・。 まぁ、みんなかわいいものである。

 寒い時期は、みんなひとしきり我が家で遊び、みんなでおやつを奪い合い、分け合って食べ、遅くに帰って行く生活が結構続いた。 (私が、うつを再発するまでは)

 

 そして、春になり、長男たちは4年生になっていた。

 

    初めて読む人のために言うが、長男(中2)は軽度のアスペルガー症候群である。幸い、よい療育を受け、限りなく普通に近づいた・・かは、わからないが、元気に普通学級に通っている。    その長男の、小学4年の時の話である。

 

 ある日曜日、私は、長男二男を連れて、けん玉をしに、こども館というところへ自転車で行こうとしていた。

 こども館には、室内にアスレチック的な物がたくさんあり、大型滑り台、ボールプールや、広い遊べるスペースがある。おにごっこやかくれんぼをしても、スリルがあって楽しい。まさに子供の大好きな空間である。

 雪の日や、けん玉、工作、読み聞かせなどのイベントのある日は、よくここに遊びに来ていた。

 その日は、暖かく、天気も良かった。さぁ、行こうか、と思った時「ピンポ~ン」とインターホンが鳴った。

 長男のいつもの友達である。いっぱいいる。3年生も5年生もいる。「今日は出かけるから遊べない」と言うと、なんで~、一緒に行きたい、という。

 じゃあ、一旦家に帰って、親に了承してもらい、自転車でおいで、と言うと、みんな自転車で集まった。総勢9名。さて、これをどうやって連れて行こう?

 運動神経が良く、頭もきれるタクトくんに「先頭を走って」と言った。しかし残念なことに、タックンはちょいと気持ちが弱い。 「えー、俺自信ない。2番目にして・・」

 しょうがない、じゃメンタル強く運動・頭良しのたかし君。キミが先頭ね。オッケー!! たかし君はちょっと前まで乱暴者だったが、最近はとても大人になって、気持ちの良い子になった。 いろいろ、くすぶっていたんだよね、気持ちが。

 

 こども館までは、まっすぐな道のりである。たかし君に、スピードを加減して、こども館についたら、後ろを待つように指示して、私は一番後ろに行き、二男(2年生)と並んで走った。途中の交差点で、地下道を通るところでは、みんな楽しそうに坂を下り、登って行った。タクトくんが若干こけたが、「タックン、負傷しました~」と言うと、「大丈夫!」と笑顔を見せた。

 タクトくんは、後々、私にこの自転車乗りが一番楽しかった思い出だった、と言ってくれた。

    長男も、少し、はみ出したりふざけたりもしたが、周りの子に「諒太郎、はみだすなー!」と注意され、並走してもらいながら、だいぶ自転車乗りがまともになってきた。みんなに感謝!うれしかった。

  

 こども館では、みんなけん玉には目もくれず、アスレチックや、おにごっこで遊びまくった。ま、いいか。楽しそうだったから。みんなお腹がすいて、私は、家からかき集めてきたお菓子を出して、そして奪い合って、分け合って食べた。

 それから、ジュースを1本ずつ。みんなで飲むジュースは格別の味。

 食べて、飲んでは、また忙しく鬼ごっこが始まった。

 帰り道では、おっぱい連呼のリョウくんの、タイヤがパンクしてしまった。自転車屋さんがあったので、直してもらう。

 直してもらっている間、リョウくんは言った。

「おれ、引っ越すことになった。」聞けば、狭い借り上げの平屋を出て、新しい家を建ててに住むらしい。8人家族だもんね・・新しい家、おめでとう。

「福島に帰るの?」「いや、山形に家を建てるんだけど、転校する」

 長男も、一瞬驚いた顔をした。

 3年生の春、帰り道が一緒になり、最初に「遊ぼう」と誘ってくれたリョウくん。

 毎日、家に入り浸って、どこに出かけるにもついてきたリョウくん。

 津波で亡くなったおじいちゃんの話をして、涙をふいていたリョウくん。

 せっかくできた友達だったのに、転校か・・

 みんなで、ちょっとしんみりした。

 (リョウくんは、のちに転校するのが嫌で、結局みんなと同じ学校に、バスで通うことになった。)

 

 

 ・・それでは、この先はまた今度書きます。

 

 読んで下さって、ありがとうございました!!

 

      

 

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 いつのまにか、かんしゃくもなくなり、笑顔の多くなった長男