新しい仕事が決まり、来月下旬からの勤務となった。
今までしていた仕事も、少しでも続けたかったのだが、一つ、時間の関係で辞めなければならなくなった。
あまり辞めたくなかった、高齢者施設の仕事である。
今日も、おじいちゃんおばあちゃん、みんな死なずに元気だった。
(急死することもけっこうある、心筋梗塞なんかで。)
私を呼び止め、ニコニコして近づくおばあちゃんがいる。
なぁに?と聞くと、だまって、アメを差し出す。🍬
いつもくれる、塩飴。
ありがとね、いつも。といただく。
ベッドメイクに行った先の、おばあちゃん。
飲んでいけ、と、車椅子でお湯を沸かし、コーヒーを淹れてくれた。
コーヒーカップにたっぷり。・・みんなに見つからないように飲むんだよ。
ありがと、・・あっあっあっ、あぢっっ!
仕事中なので、急いで飲んだら、猫舌の私はこうなる。
ほーっほっほっ。あわてなさんな。
いいから、いいから。と、むいたたまごを素手!で差し出す。 あ~ん。
はぁぁぁ?? ま・・いいかぁ・・かたじけない。あ~ん。 どう?
どう?って言われても・・・は、半熟でおいしいっすね!! ヘルシーだし。
そして、私のエプロンのポケットに、お菓子をつめこむ。ポケットはパンパン。
ありがと、また来週くるね。
別のおばあちゃん。・・・あんたコーヒーのむ?クリーム入れる?
はぁ、入れます。 ・・・そうかい、何もないから、クリームあげる。
そう言って、ポーションタイプのミルクを私のポケットにつっこむ。どっさりと。
あ、ありがと、そんなにもらったら、なくなっちゃうよ?
そう言っても、ニコニコしている。
私のポケットは、どうみても怪しいくらい膨らんでいる。いつも。
別のおじいちゃんは、・・このかりんとう、美味いんだよ~と言って、ティッシュにいっぱいくるんで、私に差し出した。帰って開けてみたら、案の定ベタベタになっていた(^_^;)
トマトジュースを作って、差し出してくれたおじいちゃん。・・なんも怪しいもん入ってねーがらな。体にいいから飲め。 いまいち怪しいが・・いただきまーす(^_^;)
私の顔を見ると、散歩いくべ!といつも言うおじいちゃん。
わざと、甘えてくるおじいちゃん。
若い頃の話や、戦争の話、いろんな話をしてくれたおばあちゃんたち。
う~ん、会えなくなるのか・・・ う~ん。
別れるのつらいな・・・!!!!