今週末、長男(中3)は修学旅行に、二男(中1)は宿泊学習に出発する。
二人ともいない日が1日だけある。主人には、そのことは黙っていた。
どうして?うーん・・なんとなく。
でも、昨日、あちらから二人の日程を聞いてきたので、主人の知るところとなってしまった。
「どうする?その日の夕方、二人で飯でも食べに行く?」主人の方から言って来た。
「でも、夜勤だし、早く寝るんでしょ?」
「メシくらいいいさ」
「じゃあ、考えとく。手軽なコース料理とか食べたいなぁ・・?」
「いいよ」
「ありがとう」
ちょっとコース料理を思い浮かべて、嬉しくなった私。
「・・・しほ」
「?」
「どうする?」
・・ドキ。胸騒ぎがする。
「なに?イタリアンかフレンチ、どっちにするかって?」
「・・も一人子供つくる?」
・・!赤面、というか、そんなストレートに言うか。勘弁してほしい・・
「やだ、、もう、バカ」
勘弁してほしいのだが、はっきり断ることもできない。
「できちゃったら、困る・・」というのが精いっぱい。
「そうそう、最近、少し瘦せたんだよね。だから胸も一段と痩せちゃって、だめだめ、はは。。」
何を言っているのか、自分でもわからない。なんとなく誤魔化そうとしているだけだ。
「いいじゃん、・・お前いい乳房してるよ」
・・!頭どっかーん!であある。もう耐えられない。そそくさと台所に立ち、なんとなくキャベツの千切りをひたすら刻んだ。
主人もさすがに恥ずかしくなったのか、じゃ、出かけてくる、と言って、行ってしまった。
ああ、やだー!もう!そういうこと言わないで。今週末、怖いよー。
なぜか頭の中をワンオクのラブソングが流れた。知り合ってもう20年。そんな感じちゃうで!と必死で雑念を追い払ったことは言うまでもない。