ご存じの方もいらっしゃると思うが、二男(中1)が5月に椎間板ヘルニアと診断された。
当時12歳での発症は、その病院では最年少の例と言われた。その後、痛み止めの薬でなんとか生活しているが、朝の登校は、私の車で送ってやっている。
座っている姿勢が辛いらしく、勉強にも差し障るようだ。かえって立って歩いていた方が楽なようで、部活動には頑張って参加している。
先週、薬をもらいに病院に行ったところ、先生から
「あまり痛みのストレスが強いようでしたら、今後の勉強にも影響があるので、手術も視野に入れてみてはどうか」と言われた。
二男は、今のところ手術したくないと言っているが、手術の専門の先生に、話だけでも聞いてみたら、と言われたので考えてみよう、ということになった。
今日は、私の実家に家族で行った。道中、車の中で、いろんな話をした。
その中で、長男と二男が、秋の体育祭の話を始め、長男が次男に
「お前、体育祭の種目に参加するの?それとも応援?」と聞くと、
「まだ、実行委員と話をしてないから、わからない」と二男。
「でも、お前、リレーも騎馬戦も無理だろ?」長男が言うと、私は少し胸が痛んだ。
足が速く、去年、6年生では、リレー選手のメンバーとして県大会で2位になった二男。そのために、仲間とたくさん練習した二男。
やさしい性格だが、少し闘争心も見えてきて、頼もしく思えた去年の運動会。
大活躍だったのに、こんなことになるとは。
中学の3年間、応援だけで過ごすことになるのだろうか。
密かに運動会好きな私は、子供の活躍が見れないのを、残念と思ってはいけないのだが、やはり残念で、少し涙が浮かんだ。
いかん、こんなことで。世の中にはもっと大変な子がたくさんいるのだ。
こんなことを考えた自分を反省する。
手術が失敗すれば、リスクがある。それは怖い。
いろんなことに活躍してほしいからと言って、親が勝手に手術を強制はできない。本人の気持ちが大事だ。
それというのも、私が子供のころに親に強制されたことで、今も苦しんでいることがいくつかあるからだ。でも、それがあるからこそ、自分の子育てに生かせる。
何が幸いするか、わからない。そんな経験、誰にしもあると思う。
まとまらなくなってしまったが、もう少し、二男と話をするなり、二男なりに感じて気持ちに変化が出てくることもあるだろうから、しばらくそれを待ちたいと思う。
もし、失敗して半身不随になった時のことも、考えたくはないが、可能性として考えておかなければならない。
切らずに治ってくれれば、それが一番いいのだけど。
痛くても、決して自暴自棄にならず、穏やかに笑っている優しい二男を見ると、どうしていいかわからず、難しいと思ってしまう。