小5の時に、大変ショックなことが私の身に起きた。
今でも、思い出したくない、自然と頭がそのことを考えるのを回避する。
自分のことが、嫌になった。とでも言うのだろうか。
その時、何かがすっぽり抜け落ちた気もする。
それが何かは、はっきりしないし、考えたくない。
そのときのの自分を捨てたいと思った。
なぜか、立派すぎる名前が、自分にはとても合わないと思った・・
人から、ちょうど良い字画の名前を教えてもらい、それをお守りにした。
そうすると、別人になったようで、気持ちが軽くなるのだ。
今でも、使えるところには、それを使う。
一度、私は、自分の中で、名前を捨てた。
嫌な思い出とともに。
そんな思いと裏腹に、周りからは、親しみを込め、本名をもじったあだ名で呼ばれていた。
本当は、とまどっていた。
今でも、本名は、私には重すぎる。
でも、大事な人には、それを使う。
そうするしかないから。
最近は、少し、受け入れられているのかもしれないと感じる。
名前も、あのときの自分も。
善き人たちの、おかげで。