雨 ときどき晴れ☀

~鬱と発達障害とつきあう日々~

やっと言えた

  

 私が今の会社に入って、丸4カ月が過ぎた。

 もう仕事にもだいぶ慣れたといってもいいと思う。上を目指せばきりがないけれど、とりあえず、ミスしないで時間内に配達を終えることができるようになってきている。

 入社してすぐは、A課長について、仕事を教えてもらっていた。あがり症で、天然で方向音痴の私は、よくあり得ないミスをした。A課長は笑って励ましてくれることもあれば、本気で怒ることもあったが、独り立ちするときは、

「大丈夫だ、安全運転で行けよ」と言って送り出してくれた。

 私自身も会社以外のところで、努力して仕事を覚えたが、A課長が根気よく教えて下さったおかげで、こうして生き残って仕事をさせてもらっている。なので、いつかお礼を言いたい、とずっと思っていた。

 しかし、課長とはあまり顔を合わせることはない。わざわざ、課長のいるところに出向いて言うほどのことではないと思い、自然に訪れる機会というものを待った。

 課長がいた!と思っても、忙しそうに挨拶だけで行ってしまったり、逆に他の人と談笑していたり。なかなかそういったシチュエーションに出会えなかった。

 それが昨日、掃除当番をしていたら、課長がこちらにやってきたので、これはチャンス!と思い、挨拶した。いつも、大きい声で、挨拶を返してくれる。あのー、課長、と前置きしてから、言った。

「課長のおかげで、なんとか仕事慣れました。なんとか生き残ってます。。」

「おーそうか」

「いつも、お礼言わなきゃと思ってて、今になってしまいました」

すると、一瞬照れたように笑って、首を振り、

「そんなのいいんだ。あと、冬は雪で時間が少しかかるけど、昼間はけっこう解けるし、少し顧客は増えるけど、大丈夫だろ」と言われた。

「はい、がんばります!」と言うと、頷いて行ってしまった。

あー、やっと言えた!よかった。考えていた「課長あっての私ですから」のフレーズはさすがに言えなかったが、少し清々しい気分だった。

 

 さて、一昨日はハロゥインであった。

 各々が使っているバインダーに、お菓子の小袋がはさまっていた。コアラの〇ーチである。社員のTさんからの心遣いだという。Tさんは、私があがり症なのをなんとなく知っており、ふざけていつも現場を和ませてくれるような、そんないい人である。体格というか風貌はワイルドなので、コアラの〇ーチを買った様子を思い浮かべると、微笑ましいものがあった。Tさんにはお菓子のお礼をいい「クリスマスも待ってます」なんて冗談を言うと笑ってくれた。

 

 それから社員のHさん。美人でちゃきちゃきしていて、すてきな女性。私よりずいぶん年下かな?と思ったが、意外に近いことがわかった。

 一緒に掃除当番をしていたので、何かはなしかけなきゃ。。と思い、世間話が苦手の私が以下、がんばって話しかけた様子です(^_^;)

 

「Hさん、ご家族は?一緒にすんでるの?」

「いえ、一人暮らしです、一人の方が、楽!」

「へえー、そう!聞いてみないとわからないもんだねー、、、、Hさん、てきぱきしてるから、家の中きれいでしょ?!」

「うーん、そんなことないー、せわしないだけ」

「Hさんて、平成生まれ?」

「全然!昭和ですよー、アラサーですから」

「えっ!そう!若いって言われない?『しっかりした若い子がいるな』って思ってたの!」

「そんなことないですよー」

 

・・・・、これでもコミュ障、対人恐怖、(恐怖から脱却して「対人恥ずかし」に移行しつつあるけど)うつ持ちが、気張って会話してるんだけど、私、こんなんで大丈夫でしょうか?汗

 

 でも、がんばって会話すると、それだけ、得るものもあるんだ。たぶん。人の輪ができるから。そんなこと感じる余裕はないけど。

 恥ずかしがってちゃいけないんだろうなぁ。。

 

 事務所に入る時、挨拶するとき、挨拶が返ってこなかったら、どうしようと毎回怖くなる。でも、みんな返してくれる人ばかりなんだ。この、いい人たち揃いの会社で、私は少し、「人が苦手」を克服できるのかもしれない。自分次第で。

 

 

 久しぶりに、少し長い文になりました。

 まとまりませんでしたが、読んで下さってありがとうございます。

 みなさんにとって、今日がよい一日でありますように。。 

 

 

f:id:rtaroyma:20171103031915j:plain