雨 ときどき晴れ☀

~鬱と発達障害とつきあう日々~

初めての愛みたいに

 

 人生は見えない嵐の中だった。

 必死で足をふんばり、皆と同じように笑おうとする。

 はい上がっても、はい上がっても、奈落の底に突き落とされる。

 だけど何も、感じないようにしてきた。

 背負ってるものを聞かれた時、初めて、自分の気持ちに気づいたんだ。

 こんなにも、泣くなんて、寂しがるなんて、他人事のよう。

 優しさに溺れそう。慣れていないから。

 強風に耐え忍んでも、自分の足につまづいてこけることもある。 

 あたたかい陽だまりの中、溶けてしまいそうになる。

 それでもあなたは言うんだろう。

 「君はそれでいいんだよ」と。

 そして

 「人生を終わらせられそうになったら、僕のところにおいで」

 と静かに笑うんだろう。

 

 

 

 

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