相変わらず、レビュー下手くそなので、伝わるんだろうか。
静かな号泣を何度もした76分。
娘に3年間お弁当を作る、一生懸命な父親。少し外国の香りを感じたのは私だけだろうか。父親役の渡辺俊美氏はとても素敵なパパだった。
娘のみどりも、少し文句や注文を言いながらも、どんなに不格好なお弁当でも残さず食べる心優しい高校生。
娘の高校生活、失恋、受験、いつもお弁当と一緒に寄り添い、支えた日々。
卒業が近づき、最後のお弁当の日。何でもない日。それでも、感極まりない。
歳を重ねると、涙もろくなる。そんな世間のありきたりな言葉を尻目に、自分がそんな風になるとは思っていなかった。
自分もたがわず、こんな普通のことで感動するなんて。もちろん原作、映画の素晴らしさがあってのことだ。
最後に、大学生になったみどりが、パパに初めて作ったお弁当を渡す。それを持って会社に行く父親。どこまでも、親子の絆は続く。
映画っていいな。またそう思える日だった。