雨 ときどき晴れ☀

~鬱と発達障害とつきあう日々~

新人さん、大丈夫か?!

 

 ここ最近、ちょっと疲れている。雪が降り始め、配送の仕事に直撃影響するから、という理由もある。しかし、半ばから元気で「おはようございま~す!」と走りながら営業していると、「今日も爽やかだねぇー」と現場のおじさまに声をかけられた。

「いや~時間に追われて、いっぱいいっぱいなんですよー」(←本音)と苦笑いすると、「がんばって」みたいな言葉をかけてもらって、そこはかとなく嬉しかった。

 そう、お互いに「がんばって下さい」の気持ちを込めて、笑顔や会話をを交わす時が、とても楽しい。仕事の楽しみとは、そういうところにあると思う。

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 それはそうと、から元気なのは、他にも訳がある。

 早朝の、新聞のチラシ入れのバイトの件である。

 私も、先月から始めた新人ではあるのだが、運よく単純作業もなんとかこなせていて、周りの人にも恵まれて、やっていけるかな、と思い始めていた時だった。

 他に新人さんがもう一人入ってきた。私より少し年上の女性のAさん。早朝時、女性は私一人だけだったので、嬉しかった。本業は、家で学生さんの下宿をしているという。話をしてみると気さくで、仲良くなれそうな気がした。

 そこまでは良かったのだが。。

 Aさんは、私と違って努力家で、家でもチラシ入れの練習をしているにもかかわらず、なかなか上手くならない。チラシを入れ忘れた新聞も時々見つかり、数も合わないことがあって、少しずつ所長に怒られることが増えてきた。他の人達には、励まされていたが、あまりキツイことを所長に言われるので、Aさん、辞めちゃうんじゃないか、なんて私は心配していた。

 所長も、年末に向け人手不足だし、せっかく面接して採用したので、Aさんを何とかしようと思ったらしく、私に「悪いけど、仕事が終わったら、少しAさんに教えてやって」と言った。私は全然OKだったので、引き受けてここ数日教えているのだが。。

 

 私は発達障害のはしくれである。方向音痴だったり、会話が下手だったり、不器用だったりするので、気持ちはわかる。長男もアスペでいろいろあった。できることなら助けたい。

 Aさんは、10以上の数を数えるのが苦手らしかったので、本来新聞を20ずつ数えるところを、10ずつにしてもらった。それから、きれいに新聞にチラシを入れ込んでそろえるコツを何度も教えてやってもらった。Aさんは、素直な性格で、努力はいとわなかった。きっと習得して自信がつけば、単純作業、なんとかなるだろう。

 Aさんは、とてもユニークな人で、下宿の話をしてくれたり、同窓会に行った話をしてくれたり、明るく、友達はたくさんいそうな印象だった。同じことを何回も繰り返して話すのがちょっと気になるけど、そういったことを上回る長所がたくさんあるように思われた。

 これからも、仲間として、助け合っていきたいな、と始まったばかりだけど、そう思う。

 Aさん、どうか、あきらめずに頑張ってください!と祈る気持ちで、「また明日お願いしまーす」と別れ際に言って手を振る。あとは所長が長い目で見てくれれば・・(^_^;)

 それが、目下の心配事である。(心配性)