私の好きなブロガーさんの一人、cinemakingさんの映画レビューを読んで、見に行きたいと思っていた映画のひとつ。(ぜひお読みになって見て下さい)
「こんな夜更けにバナナかよ」を、ようやく観に行くことができました。
筋ジストロフィーの青年が、ボランティアの人々に支えられ、病院ではなくあくまでも自宅で生活し、人間らしく生きようと懸命に生きる物語です。
最初は、その我がままともとれる態度に閉口するボランティアもいるのですが、いつのまにか、その人間味あふれる魅力に、みんな力を貸すようになります。
本当は毎日毎日必死で、自分をさらけ出しているし、「人に甘えられる勇気」を持とうと努力している、そんな姿に、何か人間として大事なものを教えられたような気がしました。
母親とのやりとりには、泣いてしまいました。
母親には、こんな子供を持つと、頑張りすぎてしまうから、自分の人生を生きて欲しい、と思うあまりに、冷たい態度をとって追い返してしまうのです。
でも、心底ではお互い思いやり通じ合っているのを感じ、また泣けてしまいました。
あぁ、なんて下手くそな説明なんだろう。歯がゆいです。
この感動、良かったら映画館で見てみてください。
高畑充希、三浦春馬、母親役の綾戸千絵らの周囲陣も、とても魅力的でした。
最近すさんでいた心が洗われ、清々しい気持ちになりました。
ひとしきり、いい涙を流させてもらい、映画館を出ました。
外は寒い。。早く家に帰りたいけど、もう一仕事。
買い物に行ってスーパーの駐車場に車を停めました。
車を降りると、背の高い男性に呼び止められました。
ん?誰?
と思ったら、家の二男坊(中2)。
「あら、奇遇だねー!」というと
「これから近くの友達の家に遊びに行く」とのこと。ニコニコしています。
「あらー、気をつけてねー」というと、うなずいて、歩きだしました。
しばらくその姿を見ていると、振り返り、こっちを見たので、バイバイと手を振ったら、振り返してくれました。
珍しい中2だと思います。子供に邪険にされてもいい時期なのに、恵まれているなぁとも思います。
これで運を使っちゃってるのかな、ハハハ。。( ̄∇ ̄;)
いろんな思いを胸に、今日は帰路につきました。