先日、仕事上のつきあいで、数名でおいしいラーメンを食べに行こうということになった。
それで、行ってみたら、一人しか来ていなくて、その人と2人きりで食べる羽目になってしまった。なんじゃこりゃ・・と一瞬固まったが、変に意識してもおかしいので、「みんな来れないんですか?」といいつつ、うながされるままに向かい合ってしまった。私にとってはちょっと苦手な人だったので、お酒でもあおりたい気分だったが、覚悟を決めテンション上げて接することにした。
食べたらさっさと帰ろうと思ったが、猫舌の私は、なかなか箸が進まないばかりか、その人がいろんな話を振って来るので、食べるタイミングが全然つかめなかった。その人はしゃべりながら食べる食べる。私はしゃべるならしゃべる、食べるなら食べる、話を聞くなら聞く、しかできない。おかげでその人は「ごちそーさん。rさん、食べなよ」と言ったきり、私がひとりで麺をすするのを楽しそうに見ていた。なんじゃこりゃはずかしい・・。
せっかくのラーメンの味もよくわからなかった。変な汗も出た。拷問か。いや夢か。
おごるから、と言われたが、いえいえ出します出しますといって出した。早く帰りたくて、札を持つ手がプルプルしてたかもしれない。
帰りしなに「今度おいしいコーヒーのみにいかない?」と言われたので、混乱して固まっていたら、ニッと笑って行ってしまった。
なんだったんだろう。それにしても、うまく返しができなかった自分が悔しい。きっと完全に笑われたわ。
今日、その人は休みだった。なんだかほっとした。
今度会ったら、さりげなく断ろう。断る理由?うーん、わからない。。