雨 ときどき晴れ☀

~鬱と発達障害とつきあう日々~

ペットか・・・

 

 空前のペットブームである。子供たちの同級生の間でも、ほとんどの家で猫や犬、ハムスターなど、何かしら1匹はペットを飼っている。


 前にブログにも書いたが、私は小学校1年生の時までは、本当にじゃじゃ馬で自然児であった。だからなのか、自分とは反対の、やさしくて繊細な感じの男の子が好きだった。

rtaroyma.hatenablog.com

 

 しかし、小2の時に転校してからというもの、元の学校や山が恋しくて、すっかり借りて来た猫のように、毎日泣いてばかりいた。

 そんな私に、クラスメイトが、子犬を分けてくれることになった。私の両親も、元気のない私を心配して、ペットを飼うのを許してくれた。

 名前はバリー。柴犬とスピッツの雑種だったと思う(オス)。これが、私に似てお転婆・・・いや破天荒な犬であった。

 白い犬はやさしく繊細でおとなしい、と子供心に勝手に思い込みしていた私は、子犬をもらったその日から、かなり元気のいい鳴き声を出すこの子に振り回されることになった。

 (今思うと、長男の小さい頃もそんな感じであった。長男はバリーの生まれ変わりだったのかもしれない。笑)

 ごはんは、すごい形相でがっつくし、年頃になると、私の脚と交尾しようとはしたない恰好をして「まー!やだ、これっ、ダメよ!」と私の母に怒られていた。

 でもまあ、それから毎日バリーを散歩させる私は、少し、いやだいぶ元気を取り戻していた。私が大学生の時まで生きてくれたが、寂しい時、いつも元気をくれる友であった。

 

 それから、バリー以来、ペットというペットは飼っていない。せいぜいカマキリとか、ザリガニとか、魚くらいである。もう、別れが悲しいから飼わない、と思ったせいもある。子供が「飼いたい」と言えば飼ったかもしれないが、そこまで動物好きではないのか、そんな話はないようだ。まだ縁がないのだろう。

 子供が巣立って、家が広くなったら、今度こそおとなしい、かわいい犬か猫でも飼いたいと思う。

 飼う人に似るというから、またお転婆さんが来るのかな・・・?苦笑