去年の11月、上の親知らずを2本、抜いた。
何年も前から気になっていた存在だ。
親知らずは、2本とも隣りの歯にぶつかって、真っすぐ伸びることが出来ずに、小さく顔を出す程度にしか生えていなかった。そこが虫歯になってきており、ひどくならないうちに抜いたほうがいい、と勧められて専門の大学病院を紹介された。
診てもらうと難しい生え方だったようで、先生方もいろんな器具を使って、ゴキゴキ、メリメリ、苦労してやっと抜いて下さったようだ。
いや、抜くより『掘る』と言った方が近いのかもしれない。
麻酔が効いているので、まったく痛くなかったが、その音たるや、同じく昔親知らずを抜いた父が「ひどい目に遭った!」とその痛さと腫れに苦しんでいた様子を思い起こさせた。
あ~、私も麻酔が切れてからの痛みにのたうち回るのかなぁ?
そう思うとナーバスになったが、仕方ない。せめて、虫歯の痛みが加わらないうちに処置してしまおう、と思い直した。
どのくらいかかっただろう、手ごたえがあり、1本目が抜けたようだった。
先生が「1本抜けましたよ、2本目も抜きますか?また今度にしますか?」とおっしゃるので、痛いのは1度でたくさんだと思い、続けて抜いてもらうことにした。また、ゴキゴキ、メリメリ、グイグイと音がして、やっと2本目も抜けた。抜いた後の歯茎を糸で縫合し、消毒をしてもらい、抜けた歯を見せてもらうと、意外に普通のすんなりした歯であった。もっと、根っこがねじくれて、ひどい形かと思っていた。(そういう人もいるそうだ)
幸い、痛み止めが効いて、その後も痛みはまったく感じなかった。家に帰ってすぐに氷で冷やしたせいもあり、ほとんど腫れることもなく、ほっとした。おたふく風邪のごとく腫れた父にくらべたら、なんてことはない。先生が上手く抜いて下さったせいもあるのかもしれない。歯の形が複雑でなかったせいかもしれない。とにかく後日抜糸してもらい、大学病院の通院は無事に終わった。
それから、私の通っていたいつもの歯科医は、すごく混んでいて、なかなか予約がとれなかった。歯を抜いた時に、親知らずの隣の歯も虫歯になっていることが分かったので、早く治したかったのだが、クリーニングばかりで、なかなか治療してもらえなかった。
そこで家の近くに出来た新しい医院に変え、見てもらうと、案の定、虫歯がだいぶ進んでいた。神経は取らずにすんだが、歯の半分くらい、歯茎のちょっと下まで削ることになった。そして、今日、そこに銀歯を詰めてもらい、完了。クリーニングもしてもらって、帰ってきた。
今の所、歯周病の心配もなく、OKがでて、次回は通常のクリーニングのみとなった。あー、よかった。
磨きにくくて苦労していた親知らずも、きれいになくなり(フロスと、先がとがった歯ブラシを使用しても虫歯になった)、虫歯もなくなりさっぱりした。あとは、新たな虫歯と、歯周病に気をつけることである。歯周病の知り合いの話を聞くと、本当に痛みや治療で大変だそうである。
ちなみに、私は、子供たちには、小さい頃から硬いおせんべいや(特に南部せんべいという小麦粉でできたもの、ごまが入っている)するめなどを多くおやつに食べさせた。あごが大きく育つし、嚙むことで脳や唾液腺の発達になると思ったからである。定期的なクリーニングもお勧めである。虫歯やトラブルも最小限で済むと思う。効果はどうだったかわからないが、今の所、2人とも健康な口腔内だと思う。
私は、あごが小さくて、4本とも親知らずがまともに生えなかったが・・(下の親知らずに至っては、真横に生えてしまい、いまだに歯茎の中に埋まっています)
なんにせよ、歯はなるべく早めの治療が大事ですね・・皆さんもお気を付けください!
たまにはクリーニング、さっぱりしますね~☆