雨 ときどき晴れ☀

~鬱と発達障害とつきあう日々~

今日から一人で路上!

 

 昨日、また仕事でミスをした。細かいミスも連発、そして恐ろしい大きなミスに気づいたのは、配達が始まって2時間経った時だった。

 今度は、課長に「あ、命とりだな」と言われた。

 私は今度ばかりはクビを覚悟した。そう言うと、課長は

「ま、大丈夫じゃねーの。まだ時間も早いし、なんとかすっから」(実際は遅かりし時間だった)と言って、冷静にルート確認して、私にこことここを最初に配達、と指示し、あとは無線で他の社員と、事務所と連絡を取り始めた。

 そして頃合いをみて、「よし、運転代われ」と言って、他の社員と落ちあうところまで運転し、物を調達してもらい、なんとか残りの配達もギリギリの時間に終わらせてくれた。

 しかし、課長の午後のスケジュールには、多大な影響が出たらしく、他の社員に、自分の仕事を分担して指示していた。

 もう、私は瀕死の精神状態である。もういっそ殺してほしい、と思った。

 殺せないなら、罵声を浴びせて怒って欲しいと思った。しかし、課長はそういうことは一切言わなかった。

 一昨日と同じように、訥々と私を諭して、「これを教訓に」という話で締めくくって下さった。そして「明日からは俺はつかないから、一人でな」・・・。

 やっぱりそうか。課長がいる時に完璧な仕事をしたかったのに、最後まで自分で運転できず残念だったが、明日きっと期待に報いるよう頑張ろう、と心に誓った。

 そして、迷惑をおかけした社員の皆さんに謝り、カバーして下さったことにお礼を言い、今日の日を迎えた。

 商品を揃え、課長に出発を告げると、心配だろうに、そんな顔はせず、

「時間はあるから大丈夫だ。ゆっくり慎重に、安全運転でな」と笑顔で送って下さった。実際、そんなに時間はなかったのだが、焦らせまいとする心遣いであった。

 

 そして!なんと幸い、ミスもなく、時間内に終わらせることができた。最後の方で、事務所から無線が入り、「rさん、今どこですか?時間間に合いますか?」と聞かれ、

「今〇〇です、間に合います!ありがとうございます!!」と、課長も他の社員も聞いているであろう無線に、安心してもらおうと、勢いよく返事をした。

 最後の最後に方向音痴で左右どちらに曲がるかわからなくなったが、書いておいた簡易地図を見て、なんとか間違わずに済んだ。会社に戻った時は、ほっとして、もうヘロヘロだった。

 あ、明日のためにガソリン入れとかなきゃ・・とまた出発して、その時道に迷ってしまったが、昼休みだったので問題はなかった。休む暇はなかったが、午後からの仕事もスムーズに行った。よかった。他の社員さんからも、「いやーよかったね!」と喜んでいただいた。なんというか、清々しい気持ちで一杯だった。

 明日からも、またミスが許されない日々は続くが、一つ言えることは、こうして皆に責められもせず、助けていただくと、恩返ししたくなるということである。ミスは最小限に、頑張ってこれ以上に会社のためにも貢献したいと思う。いい人達に恵まれてよかった!