・・もぉ、いつも私が折れてばかりなんだからねっ・・
今度という今度は、「ごめん」の言葉を聞かなきゃ、家に帰らない。
いつも胡麻化して、機嫌をとったり、別のことに気をそらそうとしたって、無理なんだから。。。
とりあえず、道がわからないほど、遠くに来てしまった。
方向は大体あってるのだろうが、確証がないので、コンビニに入って道を聞く。
コンビニを出て、ひたすら歩く。
風が気持ちいい。
でも、いい加減眠くもなってきた。
もう、いいか。
許したわけじゃないけど・・・早く帰りたい。
無事、家に着くと、玄関にお土産らしきものが置いてある。
子供たちに「これなあに?」と聞くと、買い物にでも出かけていたと思ったのか、たいして突っ込まれもせず、
「あー母ちゃん、それ父ちゃんの友達が訪ねて来て、くれた」という。
相棒の親友が、千葉から帰省してきたのらしい。
そして、そのまま2人で飲みに行ったようだ。
ふーん、そっか。。
今頃、私の愚痴でも話してるんだろうか?
私は夜更かししたけれど、眠気には勝てなくて、不完全燃焼のまま、眠りに落ちた。
「さっきはごめん」
その言葉を聞いたのは、ふと目覚めて下に降りて行った時。
親友と別れて帰ってきていたようだ。
勢いで謝ったような気がしないでもないけど、もういいよ、と私は言った。
私は一晩寝ればたいていのいやなことを忘れる。
それをうまく利用されたかな?
だまっていると、「親友が会いたがってた」という。
ふーん。。
私がいなくて水入らずだったんじゃないのかな。
また来年も来るという。
また来年、ケンカしてなきゃいいけど!
ケンカの原因は、犬も食わないだろうから、書くのやめました