雨 ときどき晴れ☀

~鬱と発達障害とつきあう日々~

気持ちよく頭を下げると

 

 もうすぐ、新しい仕事を始めて3か月になる。

 ご存知の方もいるだろう、方向音痴の私は、最初は地理を覚えるのに多大な時間と労力を費やし、おっちょこちょいの性分で度重なるミスを犯し、新人にはきついスケジュールに予定時間もギリギリか、オーバーで顧客と会社に平謝り。

 それでも、先輩や同僚に助けてもらいながら、温かい声をかけてもらいながら、叱咤激励されながらの、ありがたくも、綱渡りのような毎日であった。

 

 今は、繁忙期もある程度落ち着き、気持ちに余裕が出てきた。

 繁忙期に、大幅に時間オーバーしてしまい、迷惑をかけたN社の社員さん。今は、関係は良好である。

 ご迷惑をかけたとき、ただすみませんと謝っただけでは、すまされない、気持ちが伝わらないと思った。それで、

「すみません、せっかくの貴重なお時間をお待たせしてしまい、申し訳ありません・・」 

「お仕事、お疲れのところ、お待たせして申し訳ありません・・」

とにかく、怒られるまえに、相手の立場に立って、ない頭をしぼって何度も何度も謝った。

 そしたら、お疲れにもかかわらず、にっこり笑って、いいですよ、と許して下さった。たとえ許して下さっても、「すみません」をやめてはいけない。立ち去るまで、頭を下げ続けた。

 

 そんなミスもなくなりつつある?今では、顔を合わせれば、にっこりあいさつして下さるし、この間は、車のそばで作業していらっしゃったので、少しだけ、話もできた。

 「ご結婚されてるんですか?」と聞かれたので、はい、とシャレで指輪を見せたら(母の日に子供に買ってもらった900円の指輪!)「あー、そうですか」とがっかりされた。(←うそうそ、笑ってた)

 お互いに「がんばってくださいね」「ありがとうございます!」と気持ちよくあいさつできる関係は、大事にしたい。

 私は発達障害のはしくれで、世間話も苦手、人もちょっと怖いし、そんな自分が恥ずかしくなる。だから、せめて笑顔で心のこもったあいさつをしたい。

 そうすれば、なんとか心が伝わるのではないか・・と思っている。

 でも、会話のシミュレーションはいろいろとしておき、いざというときにできればいいなぁと思う。そういう努力はしていきたい。

 不器用極まりない自分だけど、そうやって、少しずつ、人間関係を良い方に変えていきたいと思う。

 

 

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