せっかく、初心者ながら山登りを始めたのだから、この季節、このGW、そんなに上級者クラスじゃなくても、素敵な山に登りたい。
などと、虫の良いことをつい、考えてしまった。
花も好きだから、ちょうどたくさん咲いている所はないかな?・・探していると、近場で「倉手山」という山にヒットした。
2~3日前に登った人の、レポートもいくつかある。なになに、たくさん花が咲いていたって?!頂上からの「飯豊連峰」の展望が大パノラマだって?!
花に至っては、頂上に行くにつれ、イワウチワの群生、カタクリ、イチゲ類、などなどに出会えるという。
これは行かなくっては!「中級コース」か・・頑張ればなんとかなるだろう。
天気予報は、後半にはよくなる予報だったが、最終日までじっと待つわけにはいかない。予報もコロコロ変わる。4日に出発することにした。
二男を卓球部の大会会場まで送り、それからすぐ出発。道中、激しい雨も降り、どうしたものかと考えていたが、着くころには、現地は晴れ間が見えていた。車中からも、雄大な飯豊連峰が少し見える。期待に胸が高鳴る。
現地に近づくにつれ、すごい混み方になった。なにかと思えば、ふもとの会場で「熊祭り」なるものをやっていた。
こちらも、興味をそそられたが、天気の良いうちに、山に登ろう。ということで、混雑のため、駐車したところから登山口までずいぶん離れていたが、体を慣らすつもりで、歩き始めた。こちらが登山口。
飯豊連峰と小玉川
「中級コース」はきつい。
いきなりの急斜面に、這うように、手で木の根っこをつかみながら登る。
えー、こんなのが何時間も続くの?!ものの数十メートルで、心が挫ける。(登山開始時はいつも自分はこんな調子なのですが)少し進んでは息を切らし、すぐ休む。
こんなんで、たどり着けるのかな?せめてお花畑くらいみたいなぁ・・などと思っているうちに、少しずつ体が慣れてきた。
そして、少しではあるが、花のつぼみや、見たかった花が顔をのぞかせてもくれた。これは、頂上までに、たくさんの花に出会えそうだ!!
しかし、途中雪道に差し掛かったくらいのところで、雨が強くなってきた。初心者にとっては、下りが心配だ。しかもあんな急斜面、降りられるだろうか。
急いでカッパに着替え、しばらく様子をみて登っていたが、やむなく下山。予想通り、下りの危険なこと。一度転倒、幸い軽いひじの打撲で済んだ。
・・というわけで、初めての中級コースは失敗に終わったが、登れないことはないんだな、と少しだけ自信が持てた。
とはいえ、今年7月予定していた「早池峰山」(上級コース)は、少し難しそうである。なので、同じく花の百名山である、秋田の「焼石岳」(中級コース)を目標に頑張ろうと思う。
この「倉手山」も、また来年のゴールデンウイークの天気の良い時に、ぜひともリベンジしたい。
イワウチワがゆれて微笑む、カタクリが花開く山道を歩きたい。
ふもとで熊汁にもお目にかかれたらラッキー!笑
読んでくださって、ありがとうございました。