二男(中2)が、卓球部の新部長に選ばれたという。
「え~冗談でしょ、K君はどうしたの?」と私は聞いた。
K君は、キャプテン気質で、学年ランク1位の成績で、実際部活動でも後輩の面倒をみたり、部長にふさわしいと言われていた人物だった。
自ら部長に立候補もしたという。
しかし、一つ問題があった。K君は顧問のO先生とそりが合わないのである。
詳しいことは、私の息子たちからは伝わってこないのだが、O先生は、長男が卓球部に入っていたときから、暴言などで、生徒からいろいろな苦情があったという。O先生に対する子供たちの怒りは、けっこうなものであったらしい。
私の息子たちは、のほほんとした性格からか、(長男はアスペルガーということもあるのか?)あまり先生に対して、そういう感情はないようだったが。。
そして、もう一人の顧問のA先生からの一言。
「一年間、ちゃんとついていける人を部長に選ぶんだぞ」
このタイミングでこのセリフは、K君にちょっと不利だったかもしれない。
そんなこんなで、結果うちの二男坊が、なぜか選ばれてしまったのである。
「なんか・・友達の誰々君たちが、面白半分で俺に投票しちゃったから、たぶん選ばれたんだよね~」少し困った様子の二男。
普段、いじられキャラっぽいところがあるから、なんだか、みんなをまとめていけるのか心配は心配である。
「おかーさん、今日、T君が、T君が」
「なにぃ?」
「みんなの前で俺の『鼻毛が出てる!』って3回も言うんだよー!恥ずかしいよ!もう~」
困った風に、笑いながら言う。
ありゃ~。そりゃ、災難だったね。親しき仲にも、デリカシーだよね。
そんなことを、鼻毛の処理をしながら母に報告する中2男子。笑
でもね、君のいいところは、みんなに充分伝わっているよ。母が保証する。
完璧になんか、しなくていいから。きっと穏やかで楽しい部活になるよ。
K君にも助けてもらうんだよ。
そう心で思った母でした。
また、見守る楽しみができた。
ドキドキではあるが。