人と向き合うことを、ずっと避けていた。
子供の時からずっと。
向き合えばしっぺ返しがくる。そんな繰り返しで人生に辟易していた。
自分は存在してはいけない人間だとすら思っていた。
この歳になって、幸運なことにそれがなくなった。
そして、人を信じられることは、単純なことの積み重ねだと、気が付いた。
今、幸せなのは、人に笑顔で接すると、笑顔と善意が返って来ること。
そんな人たちの仲間に今更なれたような気がして、とても嬉しい。
愛を撒けば、愛が返って来る幸せ。
やみくもに、愛を撒けばいいのではなく、人や空気をある程度読み、それらをわきまえられる年齢になっていたことも、幸いだと思うべきだろう。
今までの、ぽっかりと空いた穴は、これから一日一日、素敵な出会いを積み重ねて、なんとか埋めていこう。
雨の日も、雪の日も、晴れの日も。
蛇足ですが。。
ひとつの愛が消えてしまい、死んでしまいたいほどの辛い気持ちを抱えた君。
どん底の底まで落ちて行ったら、あとは、きっと上がっていける。
愛を持っている君は、きっとまた周りに愛を与えていくでしょう。
その時、周りからもたくさんの愛が返って来ることを、どうか忘れないで、見逃さないで。
それを、胸にいっぱい吸い込んで。
大丈夫だよ。一人じゃないよ。