以前書いた、「友達にもなれなかった人」と、ひょんなことから友達になった。
人とはわからないものである。
メール友達になり、よくメールする。
時々会って、話をする、そんな感じになった。
「誰か、いい子いたら紹介してね!」とまで言われるようになった。
・・どこの誰が硬派だったんだか?!
それにしても、その「いい子がいたら、紹介してね」の一言に私は、一肌脱ごうとしている。
男友達、それも少しは好意を持っている人に、彼女を見つけてあげるなんて、癪でしかないのだが、今までの私なら。
友達である限り、その人の幸せを見つけてあげるのも、ひとつの人生経験なんではないかと思ったのだ。
それで、自分が何かいい方向に変われるものなら、そんな、人の幸せを願うような人間にもなりたいと思う。
人生も半分を過ぎると、人の役に立って死にたいとか、そう思うようになるのだろうか。そんなことが頭をよぎる。
・・というわけで、私の配達ルートの中の、某企業さんのスタッフに可愛い人が一人いたので、その人を紹介することにした。
その企業のHPに、その人の写真が載っていたので、見せると、いたくその人を気に入ったようだった。そして、明日、御昼の時間に配達がてら、彼女のことを少し聞いてくる予定である。
この縁がいいところまでいったら、生まれて初めて、人と人を縁結びしたことになる。そうしたら、一人、夜、飲めないお酒でも飲んで、カンパイしようと思った。
何気ないことが、人を成長させると思う。昔なら、するとは思いもしなかった、こんな縁結びも、意外と自分を変えるのには、役に立つのかもしれない。
自分の気持ちを押さえ、人の幸せを思う。
それができるような大人の女性になりたいと思う。