さまざまなニュースが流れる中、平穏な生活の一時にも、次の瞬間は無事でいられるのか分からない不安を以前より強く感じるようになりました。
歳のせいかな・・笑
いずれにしても、先行きは短いと思って、毎日がんばって生きよう。
がんばって家事をしたり。
外では出会う人々と笑顔で、悔いの残らないように。
去る10月25日は、ある人の誕生日でした。
何を贈ったらいいか、考えているうちに時間が過ぎ、いつだったか、彼が
「山形の芋煮を食べてみたい」
と言ったのを思い出し、それを作ろうと思い立ちました。
「芋煮」と言えば、東北では秋の行楽行事として、河原で炊いたり、家で作ったりが主ですが、私の知る限りでは、宮城県や福島県などでは、醤油味や味噌味の違いはあるにせよ、けんちん汁や豚汁に似たものが多いです。
しかし、山形の芋煮は全く別物で、お肉は牛肉を使い、こんにゃく、ねぎ、さといもと、具もシンプルです。ごぼうや、まいたけを少々入れる人もいます。味付けは、地方によっては味噌味もありますが、山形市では、醤油味です。
お酒、砂糖、醤油だけでも美味しいのですが、今回は、一味アップして、地元の「芋煮のたれ」を使ってみました。
それから、地元の悪戸地区でとれるさといも、「悪戸いも」を使ってみました。
絹のようななめらかさ、ねばりが、一度食べるとやみつきな美味しさです。私も初めて食べてみて、感動しました。(*´▽`*)
いつもなら、さといもは半分くらいに切ったりするのですが、せっかく箸でぷつんと切れるようなやわらかさとのこと、剝いて、そのままごろごろと入れました。
水2リットルくらいに、芋煮のたれを150ミリリットルくらい加え、さといもがやわらかくなるまで煮ます。(たれは煮えてから入れてもOK)普通のさといもより、早く煮えた気がしますよ。
それから、こんにゃく、牛肉を入れ、あくを取り、最後にねぎを加え、味をみて出来上がりです。
子供が幼稚園の時や、スポ少の行事でも、芋煮を作りました。
ワイワイ屋外で作ったのが、なつかしく思い出されます。
山形の芋煮のしめは、残った芋煮に、カレールーとうどんを入れ、カレーうどんにします。絶品ですよー!
家では、ほとんど残さず食べてしまうので、カレーうどんまでたどり着いたことはありませんが。。( ̄▽ ̄;)
栄養を考えて、お決まりの?ハートにんじんも入れました。本来は山形の芋煮には入っていませんが。。(≧▽≦)
写真でもお分かりですが、少し汁の色が濃かったかな?
私的にも、味が少し濃かったので、そこは温める時に、調節していただくことにして。。(´ω`*)
さて、ジップロックに入れ、氷で急速冷蔵します。
それを宅配便のクール便で。
この季節、とてもジューシーで美味しい、りんごも入れました。
・・っと、芋煮を温めた時に入れる、ねぎの青味を入れるの忘れた~!!Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン いやーん。ドジ。
急いで送って、25日の当日に間に合ったようです。
食べた感想は、聞いていませんが・・
だって、なんでだか恥ずかしいんですもん。結果発表~!みたいで。
口に合わなかったりした場合、気を使わせるのも悪いし・・(;´▽`A``
私は、好きな人には、作ったものを食べてもらいたい気持ちが強くて、ついやりすぎてしまい、ご迷惑なんじゃないかと思う側面もあります。
何はともあれ、彼が生まれてくれた大切な日。
いつも、「今日はお買い得品あった?」と聞いてくれたり、
「こんなご飯つくった」と話すと、たいした料理じゃなくても、うるさがらずに聞いてくれたり
私に幸せな時間をくれる人。
私が、孤独や不安で死にそうだったのを助けてくれた、優しい人。
まっすぐな心の、大好きな人。
ずっとずっと、元気で生きていてください。