雨 ときどき晴れ☀

~鬱と発達障害とつきあう日々~

さよなら、愛しい仲間

 

 お弁当と給食を配達している私の職場で、フルタイムのパートの女性が3日前に亡くなった。

 急性白血病。我慢強い人で、調子が悪くても前の日まで出勤していたとのこと。

 あまりの倦怠感に病院に行き、その頃には手遅れだったという。

 

 皆急な出来事に信じられず、ショックを受けたのは言うまでもない。

 私も、金曜日に彼女と結構話をしていて、いつもと変わらぬ様子に、「またあの話聞いてもらおう」と次に会社内で会うのを楽しみにしていたところだった。

 

 彼女は私より5歳ほど年上で、正社員と間違うほどタフに働き、いつも元気でせっせと動いている人だった。

 私が入社した当時は、周りの人から「少しのことにも細かい」とか「あの人に何か言われた」とかいう噂話もあり、あまり関わらない方がいいかな、と思った時もあったが、1年前くらいから話をするようになって、とても真っすぐで気持ちのいい人だ、と思うようになった。

 

 できの悪い後輩の私に、配達ルートが近かったせいもあり、いろいろアドバイスしてくれただけでなく、ちょっとしたプライベートな会話でも、いろいろ教えて下さったり、仕事をしていて嬉しかったこと、できたことを報告すると、ちょっとしたことでも喜んでくれて、励まして下さった。

 

 私と同じく、息子さんが2人いて、通じるものがあり、よい男の子の親であったのではと想像する。

 よく、淡いピンク色の可愛いバッグを持っていて、息子さんからのプレゼントだったと聞き、ほっこりしたものである。

 

 彼女が配達に乗っていた車は開け放たれ、運転席には花束が置かれた。

 まぎれもなく、好きな先輩であった。

 まだいなくなったとは信じ難く、無念だったと思う。

 今まで忙しかった分、ゆっくり休んで下さい。

 

 

 

 

 

 

 話は脱線するが(したくないけれども)

 このように、人はいつ何があって亡くなるかはわからない。

 しかし、今世界中で猛威をふるっているコロナに対して憂えること、しすぎと思えるほど対策をたてることが、そんなにバカにされることなのであろうか?

 「猛威をふるっている」とは、人がバタバタ死ぬ意味ばかりではない、感染拡大している地で、効果的な対策がなされていないこと、入院先や隔離先が決まらず待たされる人がいること、家族に感染し辛い思いをさせていること、医療従事者の方々が疲弊していること、経済的危機をもたらしていることである。そしてこれが地方に飛び火すれば、大都市ほど整っていない医療をはじめ、どんな悲惨なことになるか。地方もがんばって、必死で食い止めているんですよ。このようなことが現に大問題になっているのに、

 

 それを、日頃から死についてよく考え至っていないからだと。死に至ることは、コロナ以外にもあちこちにひそんでいるのだから、と。

 現にコロナが問題になってるんだから、目の前の問題に憂えるのは当たり前でしょうよ!

 自分の浅い経験と狭い考えだけの中で、人をバカにするんじゃない。

 

 この手の話題は、極力我慢か無視しているんだけど…

 

 何度も言っているけど、人には、自分の考えの及ばない人生があるんですよ。

 人の気持ちや行動に共感できないこと、そうなる理由に考えが及ばないこと、想像力がないこと、事情があるのではないかと仮説を立てることもできないこと。

 謙虚に話を聞いてみよう、寄り添ってみようという気がないこと、

 

 絶対、政治家や医者になってほしくないタイプですねヽ(`Д´)ノプンプン 

 友人なんて、言うまでもなくなれませんよ。

 メッキはすぐ剥がれます。