あっちゃんの体は、仕事柄か、適度に筋肉がついて、見とれるくらいきれいだった。
あまり背が高くないのも、好きだった。
私に身をまかせて、気持ちいいのか、時々低く声をあげる。
大事に、優しくむき出して、先の方から舐めていく。
ちょっとずつ、少しずつ刺激する。
あっちゃんは、はちきれそうになり、
その先端を素早く銜え、軽く数回上下する。
角度を変えながら、繰り返ししていると、腰が微かに揺れてくる。
もうそろそろいいかな・・?
・・ぱくっ。
根元まで深く口で包む。
あっちゃんのため息。
何度か深呼吸したのち、少しずつ動かして、だんだんリズミカルに、丁寧にピストンする。
あっちゃんが満足するまで。
あっちゃんが、あんまり一生懸命汗を流しながら激しくするので、心配になって
「ね、ね、大丈夫?」と聞くと
「大丈夫だよ」と答えて、胸を揉み片方ずつ吸ってくれた。
体の真ん中の一部には、あっちゃんのあったかくて硬いものが、いっぱいに差し込まれている。
「あ、あっちゃん・・もう・・」
「ん?」
「あ・・」
「しーちゃん、出るよ」
「・・はい」
「あいしてる」とずっと前にあっちゃんに書いてもらったメモ紙を、いつも大事に持っている。
新聞配達の雨の時に何度も濡れて、にじんでしまったので、
「これ、もう効力ない?」
と聞いたら、
「好きに考えて」
と笑って言われた。
「いつまでおつきあいするの?」
と聞くと、
「いつまでがいい?」
と言う。
きっといつかは思い出に。
同じお別れが来るなら、
いい思い出のままに、誰にも知られずに。