月末は、新聞の集金がある。
私は2~3日で終われるくらいの少ない件数の担当で、締め切り日までには余裕で終了するはずなのだが、ここのところ猛暑続きで、涼しくなるのを日一日待っていたら、一向に気温が下がる気配がなく、まぁ、あいかわらずのギリギリ提出になってしまった。(^_^;)
一昨日のこと、ご帰宅の遅い顧客の時間に合わせて、また少しでも日が陰ってからということで、夕方からバイクを借りて集金を始めた。
時間も時間とあって、ご年配の方のお宅では、お風呂上りの下着姿や半裸の御主人、御婦人方に多く遭遇した。
「まぁ~こんな格好でごめんなさいね」
と言いつつ、下着の胸元をグイグイと伸ばす御婦人。
あの~奥さん(おばあちゃん)、ほとんど胸見えてますけど・・・( ̄▽ ̄;)
まぁ、こちらもバイクに乗るような格好ではないですけど・・
暑くて、フレンチスリーブぐらいの半袖ブラウスに膝下パンツですよ。
ケガより日焼けが気になります。
汗で髪型もへったくれもないので、ヘルメットのまま、「すみませんが失礼します」
「この暑いのにバイクも大変でしょう」
と、冷たいペットボトルのお茶を下さったり。
お互いに、体調をねぎらい、お礼を言ってお宅を後にする。
半数くらい終了したところで、7時を過ぎたので、そろそろ訪問終了。
営業所に戻る前に、近くのドラッグストアでお手洗い・軽く買い物をする。
店の前では、高校生をたくさん寄り道でか、見かけた。
端の端っこに、バイクを静かに止める。
はぁ、今日も朝から晩までがんばった。店の中の涼しさにうっとりする。
牛乳やお買い得の炭酸飲料を少々買って店を出ると、バイクの周りに男子高校生が7~8人いる。近づくと、彼らの自転車もバイクの側に停めてあり、そのうちの1台は、明らかにバイクにくっついているわけで。
わざわざ端っこに停めたのに・・露骨に近くない?と一瞬立ち止まったが、彼らは知らんぷり。
もしかして、集金とわかっていて、オヤジ狩り?
あわてて肩掛けポーチのお金を押さえ、自転車に触らぬよう、だまってそっと後ろの箱に荷物を入れる。
男子高校生の一人が、「○○、自転車じゃまになってるぞ」
と言ったのが聞こえたが、素早く隙間からするっと出す。よかった。
エンジンかければこっちのもの。
こちらも何もなかったかのように、走り出す。
同じ高校生の息子たちがいるというのに、なめられとるな。
思い出した。
その長男、次男がまだ小さかった頃、大きな公園で遊んでいたら、やはり高校生に囲まれたことがあった。
囲まれたというよりは、通せんぼされたのか。水辺でシャボン玉でしこたま遊び、さて遊具をぐるぐる駆け登り、大型滑り台に乗ろうとしていたら、カーブの向こうから高校生らしき子たちがバタバタ降りてきて、そのうちの一人はバスケットボールをドリブルしていた。
そう、公園はみんなのものだから、高校生が使っても全然構わないわけであって・・
しかしこちらは当時鉄砲玉長男と、かたやよちよち次男と手をつないで、通れずポカンと立ち止まってしまった。
そういえば今日は学校休みなのかな、昼間なのに大きい子いっぱいいたっけ・・汗
方向転換するにも、息子連れでは難儀である。
3人フリーズしていると、ボールの子が笑顔で「こんにちは」というので、
「あ、こんにちは・・」
と言うと、やっとよけてくれた。
一部はいたずらっ子というか、茶目っ気あり、というべきか。
何されるやら緊張しましたが、悪気があるわけではなさそうな。
さて、そんな息子たちも、早いもので高校生。
母は、夜中1時半に起き、2時間半みっちり走り回り、帰ると洗濯、料理、弁当作り、
今の時期は、麦茶や氷作りにも時間を取られ、シャワーを浴び、ご飯もそこそこに、
忙しさにべそかきながら、一番最後に次の仕事に出ていく。
今日のように集金にのこのこ出かけることもあり、帰ると夕飯の支度。
子供たちが、背中を見て一生懸命やってくれればいいと思う。
ただ、「奥さんが家事も仕事もやればよい」と思われたら困るけども。
今のところ、1日も休みはないが、これで美味しいものが食べられたり、子供が学校に行けるのであれば、お安い御用である。
体や頭がまだ働くことに感謝して。