雨 ときどき晴れ☀

~鬱と発達障害とつきあう日々~

低空飛行の脱し方 ❀ヒオウギ

 

 「低空飛行だ」と自分の心境を表現する人がいたら、バカな私は、なんとかなるものなら上空に飛ばせてやりたいと単純に思ってしまう。

 しかし、あながちそんなものでもないかもしれない。

 だとしたら、『玉置浩二の田園を聴き、早う寝や~』という私の秘密のとっておき処方箋(嘘です)をおめおめと教えるわけにはいかない。

 最近ふと、低空飛行を楽しんでいるのでは??と人を疑うことがあり、それに思い至った瞬間に愕然としたわけだども、まさか、いや無意識のうちにそうなっていても不思議ではない、という仮説が立ったと同時にビンゴの鐘がどこかで聞こえた。

 

 そう、本人は気づいてないのかもしれないが、その状態をずっと長い間続けて、楽になってしまい(楽なところだけ拾って繰り返してるのかも?)かえって変化することを避けているのかもしれない。

 「低空飛行」と訴えるのは、同情を集めるだけの目的であって、本当はアドバイスなんか要らない。当たり障りのない優し気な雰囲気が欲しいだけだ。

 本音は、このままのぬるま湯でいたいが、腑に落ちていない所もあり、基本ワガママなので、満足することも感謝することもなく、どこか耐えられず「苦しい毎日」と繰り返す。

 やりたいことは決定していて、というか、性格的に柔軟性がなく、許容範囲が狭いので、人のアドバイスは不要であるため、誰かの意見があっても、要点をずらして受け止めない。

 

 話の通じない人とは、そういうものである。

 

 

 私が思うに、ある程度体が動き、言われたことを理解し、出来るレベルであるならば、低空飛行を脱出するためには、

 

①自分のためだけでなく、社会的に貢献できることを、月に1度でもいい、やってみること。(家族のため、はこれには入らない。社会に出て他人に触れること)ボランティアなども良い。

②社会に出るを最終目的として、そのための準備・トレーニングを少しずつでもすること。

 

 このようなことが最低限必要だと思います。

 家にいて稼ぐのもいいじゃないか、多様な生き方を認める時代でしょう、頑張ってるから、がんばってと言わないで、・・あぁうるせえ。

 私は、自分の子供や身内や大事な人に対して、そのようなことを勧めはしません。

 結果、家で単独で働くことがあるかもしれないけれども、最初からそれを目標にはしません。

 

 ①②が上手くいかない場合、自分にも良くない原因がないかどうか、考えたり、直していくことが大事で、

それはなかなか一人でできることではなく、専門家や、周りの人のアドバイスも素直に聞かなければなりません。社会とはそういうもので、そうやって人と関係を持ち、成長できるのだと思います。

 良い関係が結べれば、つらいことがあっても声を掛け合える、励まし合える、人からもらった優しさを、直接返せなくても、いつか次の人に渡せるかもしれません。

 

 最初はすぐ言われたことなどが原因で、誤解があったり、真意が伝わらなかったりと、嫌になってしまうかもしれません。

 そこで、自分はどうしたいのか、このまましょっちゅう嫌な思いを繰り返して生きたいのか、それとも、乗り越えて仲良くやっていきたいのか、よくよく考えることだと思います。

 

 そんな幸せは人それぞれだから、押し付けないでくれ、といわれるかもしれませんが、精神の不調は何から来ているのでしょうか。DVのせい、人から傷つけられたせい、環境のせい、そうですね。

 それを、一人の幸せで癒せることができるのでしょうか。人から受けた傷は、人から優しさを受けて癒せます。

 上手くいかない時も、努力をしている人は、周りの人にはわかります。

 素直に他人と向き合うことが、社会復帰への第一歩だと思います。

 

 

 

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ヒオウギ

 

 

 

追記:ブログ上で出会った方ではなく、一般の方の話ですので、ご自分のことと思わずに、流して頂ければ幸いです。