波長の合う人がいる。
合うことが心地いいせいか、普段はあまり意識しない。
サバサバした度合いというか、そういうのがあまり違わない人だと話が早い。
度合いが違う人でも、話し合いや時間を積むことによって、案外いい人だよな、と理解可能である。
こちらが言ったことに対して、素直に受け取られたらありがたい。こちらも考えた上で言葉を選んだりしているので、自分と違う意見であっても友好的にとっておくとか、そのことだけでも尊重してもらえると助かる。すぐ遮断して何も疎通しなくなっても、それは自由だけれど。
他人が気持ちをコントロールなんか、できっこないわけなので
どちらにしても、実生活では基本意見しないことが多い。
さすがにムッとするような失礼なことをされると、「同じことしたろか」と思わないでもないが、同類になりたくもないし、
いい大人なんだから、そんなことするわけにもいかない。
大抵のことは口チャック、我慢我慢で飲み込まないと格好がつかない。
珍しく、今朝は、駐車場前の残った雪に苦戦して、バイクを引っぱり出せずにいたら、いつも面倒を見ているミキちゃんが、気づいて手伝ってくれた。
ツルツルの雪の山を越えたので、「ありがとうミキちゃん、助かったよ」とお礼を言ったが、バイクの後ろから離れる様子がなく、笑顔でずっと引っ張り続けている。あのー、もうどけてくれないと、さっさとバック出来ないんだけど…(^_^;)
と思ったが、いつもと逆パターンで嬉しかったのか、時間もないだろうにニコニコしていた(*^。^*)
私はあまのじゃくで、親切が過剰になりかけるととっさに「うざい」と思ってしまう。大人げない悪い所だと思う。
ミキちゃんに特別親切にしてきたわけではない。他の人同様、困っていたら声をかけて、手伝ったりコツを教えただけである。私もそうしてもらってきたし、順繰りである。あとは意外に笑い上戸なので、時間があれば冗談を言って笑わせるくらいである。
この間は、私がスマホを店の前に落としてしまい、ちょっとそれを話したら、心配して一緒に探してくれたり。大抵面倒くさがられるし、全然期待していなかったのだけど。
こういう温かすぎる態度で来られると、さっき言ったように天邪鬼気質が頭をもたげて来て、照れとは違うのだが、ふわふわした親切や思いやりに浸かったが最後、溺れそうになる。
他人との交流の中で、幸せな時間であり、また、いたたまれなく逃げ出したいような気持ちである。生きてきた時間に対してそういった経験が少なく、きっと慣れていないのだろう笑