雨 ときどき晴れ☀

~鬱と発達障害とつきあう日々~

見えるものだけが本当じゃない話(仮) 追記あり

 

 タイトルが今一つですが、ぴったりの物をを考えてると時間がなくなるので適当につけました。

 これは、まだ大したことのないエピソードなのですが、説明しやすいので取り上げます。

 新聞配達の最後の担当地区に、変な怪しい人がぼちぼちいる、という話をしたことがあります。

 あるマンションの集合ポストの302号室の人のこと。

 しばらく留守にしているのか、病気で入院でもしているのか、しばらく新聞がたまって来て、いっぱいで入らなくなってきました。

 ポストの入り口が、たまたまロックされておらず、大きく開くことができたので、覗いてみると、うちの新聞が何部か、それからフリーペーパーや少しチラシが入ったままになっていました。

 明日このままだと、入りきれないかもしれないと思い、その地区担当の社員Hさんに、どうしたらいいか聞いてみました。

 すると、Hさんは、午後から確認しに行ってみるから、大丈夫と言ってくれました。

 その日は302号室の住人の方には会えなかったらしく、次の日「多少はみ出てもいいから、入れて来てみて」とのことでしたので、滑りの良いビニールをかけて、ぎゅうぎゅう押し込んで来ました。その旨をHさんに報告して帰ると、その後でHさんがそのポストの中の新聞を全部回収してきたようです。

 するとそれをまだ知らなかった私の所に、若所長が電話をかけてきました。

 お昼くらいだったでしょうか。昼寝中であたふたでてみますと、所長が、

「田中さん、302号室の方が、本社に『10/25から新聞が届いていない』と連絡してきたそうけど、ちゃんと配達してたの?隣の棟の302号室とかと、間違ってたんじゃないの?」

と、ちょっと怒り口調で言うので、また、去年のしつこい説教の再来かいな、とげんなりして、

「隣の棟は、住人不在で、郵便物が入らないようテープが貼ってありますから、間違いなく入れてましたよ。社員のHさんも、見に行って、いっぱいなのを確認なさってます」

と言うと、疑い深そうにえー、そうですか?と言うので、ちょっと思う所があり、

「Hさんが、帰りに車で行って、新聞を取って来たんじゃないですか?ご本人と連絡取れないから、連絡を待って再配達すると言ってましたので」

すると、所長もあーそうですか確認します、と言って切りました。

 数分後、電話が鳴り、

「あ、Hさんが新聞取って来たそうです。わかりました」と言ってまた切りました。

 私に「すいません」はないのかーーい。

 無事、疑いが晴れたので、構ってもいられないので、忘れて寝ることにしました。

 が、、次の日、バイトから社員になったばかりのMさんに、このことを話していたら、社員はもちろん皆この話を共有して、知っていたのですが、Mさんは、バイトの時から時々話をしたり、感じが良く仲良しでしたので、半分愚痴っていたんですが、

 最初は所長のことを話していましたが、その302号室の人もひどい奴だとなりました。たぶん、配達員が困るようにポストをいっぱいにしておいて、社員が抜いていったらすぐさま本社に電話して、苦情を言っている。

 10/25から不配だなんて、ウソもいいとこです。濡れ衣を着せようとしているばかりか、もしかしたら「いっぱいですがどうしましたか?」とかインターホンでも押すように仕向けていたとしたら。うわーっ、キモい!!

 そんな早朝にインターホンを配達員が押すわけはないのですが、そう思ったのには、理由がありました。夏くらいに、何度か、いつもは誰もいないマンション周辺なのに、中年男性と何度も出くわしていたのです。

 狭いエントランス内で出くわさなくて、幸いだったのですが、もしかして、女性が配達しているのを知って、だいたい決まった時間に3階から降りて来てたのかもしれません。

 散歩だろうとジョギングだろうと、人と薄暗い時間に近くをすれ違うのは気味が悪いものです。パッパと配達して、ブーンとバイクで立ち去っていたのでした。

 

 

 社員なりたてのMさんは、同情してくれて、「誰かにその地区代わってもらったら…」と言ってくれましたが、あいにく出来る人がHさんしかいなくて、Hさんも、他の人も今手一杯なので、「無理だろうね」と言いました。

 まあ、でもMさんが親身になって聞いてくれたので、気が済みました。Hさんも、心配してくれて、無事配達が終わるまで待っていてくれたりしたので、それから大丈夫なようなので、ひとまず気をつけながら続けることになりました。

 所長はお子さんが小さいので、よく行事なんかがあると連休をとられて不在でしたので、明日あたり何と言って来るのかはわかりませんけど。

 

 

 そんなこんなことがあったり、うつ病の若い人の面倒を見ていたら、恩を仇で返されたっぽかったり、

 そうなんですよ、最近、「メンタルがだめで…」という人に限って、実は態度がデカかったり、常識というか、しつけはどうなってるのか、みたいな若い人がいて、どう考えてもこっちの方がメンタルやられてるような事象が起こってます。

 こちらが気を使う割に、あちらはけっこうメンタル強いんでない?!みたいな。

 信じられません。

 

 

 何だか、いろんなところで、いろんなことがあるけれど、本当に、自分を信じてくれる人、信じられる人がいないと、何かあった時、怖いな、何でも勝手に濡れ衣を着せられたり、悪者にされるような気さえします。

 Mさんにも、302号室の?変な人の話や、バイクが到着するといつもパッと部屋の電気をつける家とか、気持ち悪いよ、驚かしたり、楽しんでるのかも、と話すと、「いや、そういう気持ちはあると思いますよ、そういう人いるでしょうね」と言ってくれ、「そんなの気のせいじゃないの?」じゃなかったことは、ほっとしました。

 Hさんも、担当地区ということもあってか、心配はしてくれますし、なんというか、味方的な人ではあります。

 若所長と、二年目社員のTさんは、ちょっと信用しにくいです。

 あとパートの配達員さんは、だいたい仲がいいので、いいとしますが…。

 

 

 毎日協力して働いているのに、まず信じられる、ではなく、疑われがちになるのは、情けないなぁと思います。

 

 いろいろ、あります、気持ちの良くないことをされたり。

 なんだか、いい意味でプライドのある人が少なくなってる気がします。

 ほんとに言ってやろうかと思うこともありますが、とりあえず言うのは簡単だからよく考えて、がまんがまん。(しかし、どこまでガマンなんだろう…)

 言うだけ損なこともあるのでね。。

 

 それでは、また。

 こんな話題なので、次の記事早めに被せたいです。(^_^;)

 

 

 

追記:11/8 AM2時~ 

 「おはようございます」と営業所に入ると、所長が、302号室のことを

「いやぁ、ちょうど住人が出掛け先から帰ってきたタイミングで新聞を抜き取ったみたいで、、本社からも『あ、そうだったのか』と納得してもらったよ」と話しかけて来たので、

「あぁ、そうですか、まぁ、いいんですけど、本当に『10/25から配達されてない』っておっしゃったんですか?」

「そう、だから、25日からたまっていたのを、Hさんが全部抜き取って来たわけだよね。そこの旦那さんは激高してたけど、奥さんは『なんだかごめんなさいね』という感じだったよ」

「へぇ、配達員に対する嫌がらせかと思いました。変な顧客なら、要注意で配達するところでした。…でも、何だか穏やかでないお客さんではありますね。こわ!」

ということで、一応、一件落着でありました。

 所長が、悪かった、というような表情でこの話をしてくれたことで、私の気持ちも落ち着きました。

 所長がやはり悪い人ではなかったと再認識して、少し心が晴れたことを、ここに書いておきます。