もっと検査が精密になったなら、私は間違いなく発達障害者だろう。
何度かテストを受けたが、検査結果は全くそれを示さなかった。が・・
医師との口頭での話し合いでは、いくつか『自閉的なところがある』とも言われているし、自分でもそう思う。
どこか他人とは違う悲しさに、常に自分は孤独と寂しさを感じている。
能力の低い部分を見つめれば、自分の努力ではどうしようもなく、絶望することもある。
興味の狭さ、発想力の低さ、記憶力の悪さは、時に空想ばかりして、自分のことばかり考えている人間のような錯覚に陥り、自己嫌悪になる。
音楽も、映画も、本も、本当はそんなに興味がないのかもしれない。
好きなものを一つ二つ見つけては、そればかりに固執して、繰り返し触れている。
自分はつまらない人間なのだ。泣
なんでもないふりをしているけど。
数少ない『好き』の中、人間には興味があるといっていい。
そして、たくさんのすてきな人達の中から、大好きな人が現れ、その人の勧めるものや、好きなものになら、惹かれていく。
そうして、その人たちから、世界につながる細い糸をうけとり、それを少しだけ紡いでいく。
たやすく日々を送ることができない、能力の低さに落ち込みながらも、その人たちやその人たちが教えてくれた、綺麗な美しいものに感謝する。
今週のお題「私の癒やし」