さっきから、一階のリビングから、高笑いがずっと聞こえる。
長男(受験生)がテレビを見て笑っているらしい。
なにがそんなに楽しいのか、ほほえましくもある。
大丈夫なのか、勉強は?
二男の笑い声もたまに聞こえる。
まだ寝ないのか、明日起きれるのか? 脚は大丈夫なのか?
もうすぐ初めての中間テストか。。(*´ω`)
今更だけど、元気に育てよ。
そんなことを考えていたのは、ほんの1時間前。
熱は下降気味なので平気だろう。
今日もそうそう眠れない。
覚える仕事量が半端ない、だけど負けたくないよ。
「仕事難しいの?」と作業中の私に長男が聞いた。
「難しい。お母さんが東北大に合格するくらい、かな?笑」
「わーお!母ちゃーん、そんな無理してやらなくてもいいんじゃない?!」
「でも長男は部活引退したら、いい塾に行きたいんでしょ?父も母も頑張って行かせてあげるよ」
「えー、いいの?でも無理しなくていいよ!」
屈託のない笑顔で気遣ってくれる長男。
何かを背負うということは、苦しいけど今は少し楽しくもある。
言っとくけどMじゃない。
誰かを補うためでもある。
それでいて自分が補われているのかもしれない。
夜半すぎ、久しぶりにまとまった雨が降り始まった。
庭の花や木もうるおうだろう。
多くの人の、恵みの雨になりますように。