家は、一昨年引っ越しをした。
引っ越しても、二男は、元の小学校にそのまま通っていたのだが、距離が遠くなったので、集団登校の集合場所までは、毎日車で送って行っていた。
今朝も車でそこまで送って行った。
途中、ふと、もうすぐ二男も卒業だと思い出した私。 あと数日である。 あと数日で、この送迎も終わってしまう。
「そういえば、今週いっぱいで卒業だよね!」というと、珍しく素直に
「ああ、そうだよ」と言う。
「・・・どんな小学校時代だった?」
「・・・・。」
「一言では言えないよね・・」
「まあ。」
「でも、君のその人柄だと、いろいろ得るものが多かっただろうね」
「まあ。。」
「けっこう充実してたんじゃない?」
「・・そうだね。」
静かな会話が続く。こんなに二男と話したのは久しぶりだ。
そして、カタカタと二男の口が震えた。車がまだ暖まっていなかったのだ。
3月だけれど、まだ朝は寒い。
寒い日も、暑い日も、毎日6年間も通ったんだもんね。
悲しいかな、二男のことは、じっくり考える暇もなく、長男ばかり心配して育ててきたから、思い出という思い出がはっきり思い出せない。いつの間にか6年も経ってしまった。
それくらい、長男にくらべて、手のかからない子だったのだろう。
反抗期だといっても、長男の、かんしゃく時代にくらべたら、何てことはない。
学校では、穏やかでしっかりした子供だったらしく、いろんな役目を仰せつかって頑張っていた。 何かの実行委員に選ばれたとか、そんな話を聞くたび、あれ、トンビが鷹を産んだかな?と思った。
低学年では、本の虫で有名だった二男。高学年では、運動能力が伸びたのか、陸上やスポ少で活躍してくれた。 当たり前のように、いろんなことをやってのけていた二男。
集団に溶け込むのがうまく、いつも友達の輪の中にいた。友達も、よく家に連れて来た。時には、女の子の姿もあった。
おしゃべりでも、積極的な方でもないけど、静かに笑っていることが多かった。
長男の同級生たちとも、群れて遊んでいた二男。
私は、群れることが苦手だ。それで損していることも多々ある。だから、「集団が得意」ということが、二男にとって、将来何らかの武器になってくれたらいいと思う。
・・とはいえ、家では散らかしっぱなしで、ひっくり返って動画を見る図は本当にいただけない。
反抗期だけど、少し甘えすぎじゃないのか?家で気を緩めすぎじゃないのか?!
そして兄弟ゲンカ。たいして広くもないリビングは、もうぐちゃぐちゃである。
当分「やめろー!!」「片付けろー!!」「ゲームやめて早く食えー!!」の叫びとともに、母の嘆きは、続くと思われる。
まだまだ、子供だね。。(^_^;) でも、少し、ほっとしてもいる。
読んでいただいて、ありがとうございました!!
反抗期前は、超ひょうきんだった二男
今はもう、身長170㎝!!