雨 ときどき晴れ☀

~鬱と発達障害とつきあう日々~

結婚してるのに、本気で好きな人がいますか?

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 「人生はままならんさ」

 昔、何かの映画の中で聞いたセリフだ。

 その時は、「人生はなんとかするもの」だと思ってた。

 今ならその意味が少しわかる。

 

 でも、なんとかしたくて、あがいていたい、そんな気持ちもまだ残っている。

 

 最初はメールのやりとり、その後、電話での会話が二人を急速に親しくさせた。

一方的に自分が彼を好きなだけだと思っていた。だから、続かないものだと思っていたけど、意外なくらい彼と気が合ったというのか、彼に同調できた。

 彼はとても紳士的で、芯から優しい人だった。

 私はメールで告白して、彼に「抱いてほしい」と告げた。

 彼は、前代未聞というべきか、メールで実況しながら、初めて私を抱いてくれた。

 そのことは、いつか、『しほの日記』に書こうと思っている。

 そのうち、電話で囁き合いながら、抱き合うようになっていた。

 もちろん、彼の体はそばにはない。でも、心がいつも私を抱いてくれていた。

 

 シャイな彼は、セックスという言葉より、「抱っこしたい」と表現したりして、「本当は、本当にキスしてぎゅーしたい」と言ってくれた。

 私は、胸がきゅーっと痛みながらも、自分も同じ気持ちになってしまっていた。

 彼に、本当に抱かれたい。。

 

 

 ・・もし、私が人生の選択を間違わなければ、こんなことにならなかったのだろうか?

 もし、夫がもう少し違う態度をとる人だったら。

 もう少し気持ちが満たされていたのなら。

 私は、もっと家庭から心を離さずにすんだのだろうか?

 

 救いは、子育てに打ち込み、子供たちが良い子に育ってくれたこと。

 子育てといっても、「子供たちと遊ぶこと」に命をかけただけなのだが。

 

 

 彼を想えば、涙がでてくる。

 胸は切なく硬く、先端が尖って、優しく揉みほぐしてくれる指を求める。

 自然に手がそこに伸びて、私は小さく声をあげる。

 胸から下に、下に指を這わせて、たどり着けば、もうしっとりと濡れている。

 襞の奥の奥に隠れた感帯を刺激して、あたかも彼がしてくれているかのように感じて、嬉しく恥ずかしく目を閉じ、彼の名前を何度も、かすれた声で呼ぶ。

 

 

 今年の冬はことさら寒く、まだまだ最低気温がマイナス7,8℃の日が続く。

 体感温度は寒くても、彼と電話で繋がっていれば、気持ちは温かかった。 

 

 

 ここには書けないけれど、彼と一つ約束をした。

 約束は果たすつもりではいるけど。。

 

 私は、どうしたいんだろう?

 これから、どうしたらいいんだろう?

 相談できる人は今のところいない。彼と一緒に考えるだけだ。

 人生は、まだ続いていくはずだから。。

 

  

 

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