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雨 ときどき晴れ☀

~鬱と発達障害とつきあう日々~

長男の小3~4時代 いじめられ編

子育て 発達障害

 

 私が、近所の公園デビューをして、近所の子たちを可愛がったのは、今では、情が移ったせいかもしれないけど、最初は、長男に少しでも味方ができるように、と思ってのことだった。

 学校に行ってしまえば、何が起こっても、私は何もしてやれない。

 だから、「あの、お世話になってる母ちゃんの子だから、仲良くしてやろう」的なことを期待していた私であった。

 

 長男は、話すのが苦手で、しかも、忘れっぽいところがあるのか、学校であったことを家に帰って来てからほとんど話さない。

 しかし、ある時、思い出したように、こう言った。

 ー帰り道で、殴られるんだよね・・

 えっ、誰に殴られるの?と聞くと、同じクラスのA君だという。

    私が、あまり会ったことのない子だ。

    みんながいる時はしないが、2人きりになると、黙ってお腹を殴るのだという。それで、走って逃げて来るのだそうだ。

 腹が立った。殴る理由はわかる。理由はあってないようなものだ。仲良くないから、あまり話さないフレンドリーじゃない、変わったやつだから殴るのだ。

 ほかに理由があるなら聞きたいと思った。その子の家に乗り込んで、話を聞くことも考えたが、近いうちに二者面談があったので、先生にまず相談してみようかと思った。

 

 先生に話をしてみると、A君に確かめてみるとのこと。

ー先生、そのことでますます長男をいじめることがあったら、親が許さないって、すごい剣幕だって伝えて下さい、とお願いして学校を後にした。怒りと、話した時の緊張で心臓がドキドキしていた。

 

 その後、A君が長男を殴ることはなくなった。

 やっぱりその子に会って話した方が良かったかな、とも思ったが、次に何かされたら命がけで会おう、と思った。本当に心配で、具合が悪くなりそうだった。

 

 長男にこのことを話すと、「でも、先生に話さなくても良かったよ」と言った。

 えっ? 「自分で解決する。」・・・。

 強くなったなぁ、と思った。

 怖いことだらけで、帰り道、一人で走って帰って来るのを、実は私は何度も見ているのだ。学校でも、今までも、上手くいかないこと、思い通りにならないこともたくさんあっただろう。理不尽にバカにされたり、殴られたことも、なぜか仲間に入れず、寂しかったこともあっただろう。

 でも、それらに負けずにそんなことを言ってくれて、嬉しかった。

 

 それから、別の二者面談では、先生から、体育の授業でクラスメイトに暴言を吐かれ、泣いたという話を聞いた。

 バレーボールをしていて、上手くレシーブができず、同じチームだった男の子に「死ね!」とか「消えろ!」とか言われたらしい。授業後もずっと泣いていたので、先生も気づいたという。

 そんなことがあったのか・・と長男に聞いてみると、

「でも、その後、俺、けっこう練習したんだよ。そしたら、うまくなった。」と何事もなかったかのように言った。

 悔しくて練習したんだ・・偉かったなぁ。。

 

 

 そんな話を聞いてから、私は、あまり心配するのをやめよう、と思った。

 心配する顔を見せるより、笑って前を見て、励まそうと思った。

 そうなれたのは、長男が私にその勇気をくれたからである。子供の力を信じようと、今もずっと思っている。

 

 

 

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※長男が通っていた療育の教室では、気持ちの表現ができるよう、練習することがあった。特に思春期前に、人にいじめられたりして、つらくなった気持ちを親などに話すことは、大事だと言われた。それだけ、自分の気持ちを人に話すということが、本当は大変なことなのかもしれない。