雨 ときどき晴れ☀

~鬱と発達障害とつきあう日々~

二男のこと

 

 明日は長男(中2)の授業参観である。

 彼はまた、いろんな話題を提供してくれるに違いない。(^_^;)

 

 どうしても、手のかかった長男のことばかりブログに書いている。

 少し、二男のことを書いてみよう。

 

 二男、ユーマは思春期真っ盛り、「俺、反抗期ですから」と自負する小学6年生。これから長い間、とんがった時代が続きそうな予感がする。

 

 長男リョウは産まれる時、出産予定日を2週間すぎ、陣痛促進剤を打って、最後には看護師さんにお腹を押してもらって、やっと出てきた。

 ユーマは二人目ということもあってか、超安産であった。出産予定日の二日後、陣痛が起きて、30分後には分娩台にあがり、何度かいきんだらするっと出てきた。するっと、とは言い過ぎだが、そう言いたいくらい楽なお産で、それだけでも親孝行だと思った。

 

 ユーマはまたよく寝る子だった。長男のリョウは5分ごとに起きては泣く子で、すっかり私は参ってしまったが、ユーマは、1,2時間くらいはまとめて、それも大の字になって、すーすー寝てくれた。

 こんなに寝てくれるなんて・・・リョウの時は、自分のあやし方が下手なのではないかと、落ち込んでいたが、そのせいじゃなかったのかもしれない・・

 ユーマは、母乳をあげていても、すぐ寝てしまう。私はあまり母乳は出ない方だったが、ミルクを足すこともなく、健やかに育った。

 

 ユーマは、ご機嫌で、一人でもどんどん興味のあるものを見つけ、いじり、遊んだ。ごく普通のことなのだろうが、リョウの育児に自信を失っていた私は、ユーマのおかげでなんとなく、自信を取り戻すことができた。

 

 リョウが、外遊びに夢中で、どんどん駆け出していくのを、私はユーマをいつもおんぶして、追いかけていた。視線は、いつもリョウをみていた。ユーマにいつも心の中で感謝しながら。

 

 長男のリョウは、小さい時、体が弱かった。弱いのに、外遊びをしないと気が済まない。公園やプールでは、倒れるまでか、というほど帰らないし、そのくせ、1か月に1回は、40度近い熱をきっちり5日出していた。体がしんどいと、ぐずりもひどかった。過敏で薬も飲めないので、ひどくなると、これまた大騒ぎで点滴を打っていた。

 

 幼稚園時代に、その熱をこじらして、2回入院したが、私がリョウにつきっきりでいた時、ユーマはおとなしくおばあちゃんの家に預けられていた。おとなしく機嫌がいいので、たいそうかわいがられたようだった。私がいなくても、ユーマは泣きもしなかったという。

 

 リョウが退院して、ユーマのもとに戻った時、私は、

「ごめんね、お母さんいてなくて。。」

と言ったら、ユーマは最初全然私の方を見なくて、おもちゃをいじりながら、

「そうね、ちょっと遅かったけどねー。(帰ってくるのが)」

と言ったので、切なくなって思い切り抱きしめてあげた。

 

 おんぶばかりして、お兄ちゃんを追いかけていたが、たまに抱っこしてお風呂に入ったりすると、

「お母さんと、ユーマ。」というので、胸がきゅんとなった。

 

    抱っこをして、絵本を読み聞かせすれば、時々振り返って私を見て、にっこりしてくれた。

 

 幼稚園に入園した時は、私のそばから離れた時、声を出さず、涙を流していた、と先生が言っていた。先生のハンカチを借りて、涙をふいているのを、私も遠くから見た。私がいなくても、全然大丈夫だと思っていたが、離れれば寂しいと思ってくれるんだ、と思って少し嬉しく、私も涙が出た。

 

 そして、小学校低学年までは、無類の読書好きで、その後は、ゲーム好きにやすやすと変わってしまい、思春期に突入したわけであるが・・・

 どんな態度を取ろうと、どんな言葉を言おうと、小さい時の感謝の気持ちを私はずっと忘れていない。私に、母としての自信を取り戻させてくれて、ありがとう。とずっと思っているし、今もその気持ちは現在進行形である。

 ごくたまに、「仕事頑張ってね」と言ってくれるだけで、感謝である。

 お兄ちゃんに、なんだかんだ言って付き合ってくれて、感謝である。

 友達と、遊び歩く姿にも、感謝である。

  

 すずしい顔をした横顔を見て、今日もありがとう、と思う。

 思いながらも、

「動画見ながら食事すんなー!」と一喝する母であった。