今日は、こちらの映画をご紹介します。
監督 デヴィッド・ドブキン
出演 ロバート・ダウニー・Jr
2014年 アメリカ
■あらすじ■
ハンク・パーマーは、シカゴで活躍する、有能だが実益重視のやり手弁護士である。
まさに順風満帆の生活に見えるが、すれちがいの生活から、ハンクは妻に浮気をされ、離婚直前であった。
また、実家の父は40年以上判事を務め、世間からの信頼も厚かった。少年のころ、不良で問題児だったハンクは、そんな父とそりが合わず、逃げるように上京し、故郷とも長く疎遠であった。
ある日、母親が亡くなり、ハンクは葬儀に出席するため帰郷するが、兄弟親戚の中で自分だけ父親にハグされないことにぼやいたり、何かと父親と口論になったりして、翌日早々と帰宅しようとする。
ちょうどその時、父がひき逃げの殺人罪に問われ、起訴される。厳格な父が、人を殺すわけがないと信じるハンクだったが、死体の血液と同じ血液型が、父の車から発見される。無償で父の弁護を申し出たハンクであったが、さて、裁判の行方は? 複雑な父親の真意とは・・。
■感 想■
父が引き起こしたであろう、ひき逃げ事件を審議していくうちに、解き明かされていく、親子の確執の謎。意外な真相が明らかになった時、主人公とともに、思わず泣いてしまいました。
ガンコ親父の本音は、本当に、一筋縄ではわからないもんだなぁ・・
それぞれのキャラクターも際立っていて、俳優陣の演技がそれぞれに素晴らしかったです。主人公の、「真偽より、勝利、そしてお金!」という役柄も、はまっていたし、頑固で厳格な父親の役も重厚感がありました。
そして、裁判に勝つためには手段を選ばない息子と、あくまでも自分の過ちを供述しようとする父とのぶつかり合いや、そのやりとりは圧巻の演技でした。
また、長男で父親に絶対服従の兄や、知的障害を持つ弟、ガンコなおじいちゃんをほろりとさせる、ものおじしないハンクの娘、大人の魅力の元彼女。ひき逃げされたブラックウェルの母親役も、静かな迫力がありました。それぞれいい味を出していたと思います。
主人公が家族や元彼女たちとふれあううちに、過去の暗い影をぬぐっていくさまも、晴れ晴れするものがありました。
実家と疎遠になっていたものの、実家で母が大切に育てていたアジサイを、自宅にも植えていたり、無償で父の弁護を申し出たり、病気の父の下の世話をしたり、娘を大切に育てており、本当は情に厚い主人公でした。そういったことろも、個人的に泣けるポイントだったと思います。
どこまでも話したくなってしまいますが、ネタバレに近づいていってしまいますので、この辺で。
まだ観たことのない方は、ぜひ、一度ご覧になって下さい!
おすすめ度・・・★ ★ ★ ★ ☆
感 動 度・・・★ ★ ★ ★ ★
私的には結構評価高いです!!
拙い文章ですみません。。
読んでいただいてありがとうございました。
それではまた、 お元気で。😃👋