今日、私にいいことがあった。
久しぶりの、子供の話。
子供といっても、もう二人とも中学生なのだが。。
今日、仕事が終わってから、買い物をして、自宅に向かっていると、中1の二男が、前を歩いているのが見えた。
そういえば、今日は部活動休みって言ってたっけ。。
車でそばを通る時、窓を開けて、「よっ、おかえり。」と言うと、にっこり笑って車に乗ろうとする。思春期の中学生にしては、あまり似つかわしくない行動である。
そう、うちの二男は、小さい頃から、ほのぼのとした性格であった。
絵本を読んでやれば、私の方をふりかえっては、にっこりするし、抱っこしてお風呂に入れば、「おかーさんと、ゆーま。」とにっこりしてたどたどしく言うし、自分の子供ながら、とてもとても癒される存在であった。
小学校のころ、とても短い反抗期を終え、またほのぼのキャラに戻った彼。
小学校までは、子供のことばかり考えていたけれど、最近では私の方が、子離れしているような感じの、今日この頃だ。ブログに書く育児記事も、最近ではめっきり減ってしまった。
子供が大きくなるということは、喜ばしいことでもある。。
車の中では、二男は、学校の友達の話などをしてくれた。
「〇〇君は、料理できるんだって。肉じゃがとか。おれも、チャーハンくらい作れるようになりたいな」
きっと、彼の周りには、穏やかな空気が流れているだろうな、と想像して喜ばしく思う。
「今度、料理教えてほしいな」
「そうだね、食べたいときに好きなものが作れるって、いいよ~」
さて、こんな話をして、一緒に帰路についた私たち親子であったが、ほんの数分でなごやかな時間も終わり、家に着いた。
ちょっと短いドライブだったな、と思いながら車を降りると、二男が、ヘルニアであるにもかかわらず、学校の荷物を背負っているにもかかわらず、私に言った。
「おかーさん、荷物持つよ?」
・・天にも昇る気持ち。うれしい。
たったそれだけのことなのだが、つとめてポーカーフェイスを保ちながらも、
「ありがとう。うれしいよ。」
と二男にお礼をいって、軽い荷物を持ってもらった。
ああ、そんな言葉ひとつで、きっと重い荷物を持って歩けるのだ。人は。
私もそんな一人にちがいない、としみじみ思い、家に入った。
ごくたまに、こんな贈り物をしてくれる子供たち。
感謝をかみしめて、この先の無事の成長を祈った。
・・大事な人の、体調の回復を祈りつつ
しほ