親愛なるあなた様に贈る、格言ではありません。
題材としてはその方が、ちょっと見よかったかもしれませんが、残念、私にはそんな甲斐性はありません。
我が家にきれいごとはございません。(断定しちゃう?)
長男よ。君は両親が心配する中、若さと希望をもって鮮やかに、世の中に飛び出して行きましたね。一年前のことでした。
昔から、共に砂にまみれ、走り続け、眠気と闘い、差し違えるように共倒れしておりましたね。安眠と、ストレス解消と、子供時代に楽しい思い出が過半数であることを目標に。結果、母親である私の方が、楽しい思い出を作ってしまったようですが。懐かしく思い出します。
近くの公園には、市民プールと、大きな池があり、夏には大きなイルカやバナナの浮袋を持って行き、近所の同級生やその兄弟もいつのまにか一緒でしたね。サングラスに白い帽子、白いシャツで一見UVカットも決めたつもりの母ちゃんは、下半身はひざ下までの短パン、スニーカー(サンダル履いてられるほど甘くない)で、虫にさされたスネをボリボリかきながら、ひもをつけたイルカに低学年の子をのせて、ぐるぐるプールを引っ張りまくっていました。(バナナは意外と乗るのが難しい)プールの監視員さんとは顔馴染み。お腹空いた!という子が続出すると、リュックからレモンみるくあめを出し、適当にあしらっていました。本当にお腹が空くと、家までついてきて、そうめんやきゅうり漬けを食べていく子もいましたね。
他にも、リレーのバトンやおもちゃをネットで買って(どんだけそんなのにお金を注ぎ込んだのだ)よく池の周りでチームを作って走りましたね。チーム分けは小さい子、足の速い子、そうでない子いろいろ平等にして、本気でやりましたね。池のまわり芝生の坂を駆け上がる子供たちを、後ろから捕まえて引きずり下ろす遊びは、やる方もやられる方も面白くて、延々と遊んでしまいました。後々、リレーと、自転車で学区外おでかけと、花火が楽しかったと言ってくれた子もいて、あー、池遊びも楽しかったなーと思い出したように。ザリガニや小魚も随分遊びの犠牲になってくれました。お子さんの親御さんなんかも、いまだにその辺のスーパーで会ったりすると、「あの頃はお世話になって、遊んでもらってありがとうございます」とお礼を言われます。
問題のある子や、親が忙しく寂しい子、福島から避難してきた子などは、休日のお出かけや、スポーツの習い事にまでついてきて、無料体験に参加して帰ったりする子もいました。
君も次第に友達と一緒に過ごすことに慣れて、大勢であればあるほど、関係が薄まって気楽なのか、意外に自由にしていましたね。達者な子や年上の子のカードゲームにはついていけなかったけど、いろんな遊び方がありましたし、小さい子なんかが、おやつを食べてDSしたりするのを一緒に見たりしていることもありましたね。
ちょっと調子に乗って、自転車をすごいスピードで漕ぎまくり、学校の先生に目撃され、かなり厳しく注意されたこともありました。自転車禁止か、親がついて指導するかということで、しばらく私が後ろをくっついて歩くことになりました。まず、そのころ君は右も左もおぼつかなかったこともあり、(4年生くらいでようやく覚えた)体の感覚は大丈夫なのかいなといろいろ心配には事欠きませんでした。
さて何が言いたかったのかというと。。
先日、主人がこんなことを申しておりました。
「りょうたろう(長男)が、栃木で、自転車を壊してしまったらしい」
「栃木も、大雪だった日に、自転車で走っていたら、前が見えなくなり・・・」
はいはいー、そこまで聞いてほぼ理解しました。
「壁か電柱か何かに、ぶつかって破損したと」へいへい。
「買い替えねばならないと言っていた」いかにも長男のやりそうなことで、ため息が出ました。
失敗は、いろいろあるだろうなと思っていましたが、家を離れた長男には、電話などで注意したり、事後処理をちゃんとするように話すしかありません。
逆に、家を出たからこそ、もういろいろ心配してもしょうがない、と諦めもついて生活しているのですが。やはり、スマホを失くしただの、自転車の鍵を失くしただの聞くとその度に、まだまだ子供なところがあるなと思わざるを得ません。
安心しきっているより、私も親としてボケなくていいかなと思わなくもないですが。
自分自身も、人より天然で失敗も多い人生でしたから、よくわかるのですが。しっかりしているところはしているけれども、とんでもないミスもあるだろうな。警察沙汰にならないこと、命に関わるような事故などがないことなどを祈るばかりです。
明るい性格なのが救いですが、いずれ車の運転などもすることになったら、大変だ~。それこそついてやらないといかんよな、と思います。ありったけの想定外を想定して教えないと、危ないぞ(^_^;)
来週は、長男は寮を出て引っ越しです。
なかなか引っ越し日が決まらず、私の休みとズレてしまったため、私は手伝いに行けなくなりました。主人だけ、行くことになりました。(それも心配の1つです)
ちゃんと掃除というか、衛生面なんか大丈夫だろうか、荷造り、われものは新聞紙とかに包めるのだろうか。何事も経験というけれど、長男は少しリスク高なので。(^▽^;)ナハハ・・・
無事を祈るぞ、(たぶん一生)
しばらく雪の日が続くようです。今年の雪は長いですね。よっしゃ頑張りましょー。
体調にお気を付け下さいね(^. ^)