昼間やっている配送の仕事が、この年末年始、7連休となった。
うれしいのだが、時間給パートのため、長い休みを手放しで喜ぶばかりにもいかない。
しかし、1カ月ほど前から、早朝新聞配達を始めたので、(休みは月に一度の休刊日)結局1月2日だけが、完全オフとなった。
今日は1年で一番大変な、元旦の配達であった。
所は山形市、豪雪地帯ではないにせよ、そこそこ雪は降る。配達の研修が終わった直後に初めて雪が降った時は、バイクはスパイクタイヤだったものの、配達場所は遠いわ、新雪で進まないわ、転びそうになるわで、すぐにでもやめようかとも思った。
昼間の配達の同僚からは、
「バイクなんて、危険だよ!男の子2人残して、転んで轢かれて死んだらどうするの」
「いつ寝るの?体壊すよ?」
「もっといい仕事あるでしょ、レジやりなよ、レジ・・」
などと心配してもらった。
しかし、他の仕事ができるほど私は器用ではない。バイクも新しいものを調達してもらい、優遇してもらったと思う。なんとか続けたいと思った。
雪道は慣れるしかない。新聞店の同僚や、高校時代に新聞配達の経験ありの彼に走行のアドバイスをもらったり、両足走行したりして、なんとか毎日こなしていった。
そのせいか、今は雪が降っても、泣きたくなることはない。除雪車が通らないボコボコ道も1速で慎重に攻める。私のような初心者は、もちろん両足をついて、が基本である。転んだら、バイクを起こすのも、新聞を拾うのも大変な作業になる。
よって、転びそうになったことは幾度となくあるが、転んだことは、走行中にはない。スタンドを立て忘れたときの、1回きりである。(これは見事に転んだ)
お正月、元旦、広告が多くてバイクに乗りきらず、休みだった夫に、車で現地まで残りの新聞を運んでもらった。テンパって誤配してしまったが、もう一周して、修正した。わりと早く誤配した家が見つかったので、時間内にも終わり、良かった。
初日の出は、残念ながら曇りで拝めなかったけど。。
乗り物に乗っていると、少し、嫌な気分が吹っ飛ぶ。
雪道も、
「モトクロスも面白いかも?」
と、思うことがあるくらい、苦手ではなくなってきた。朝の早さも、彼が同じ時間に早起きして、励ましてくれているうちに、平気になってきた。
慣れた頃が危ないとはいうが、ここまで慣れてきて本望である。自分にできるのかと思っていたが、やってみてよかった。
これまでは、自己達成感が少なく、自信がなかったため、人に「できないよ」「向かないよ」と言われると、あきらめることも多かったが、自分自身とよく話し合って、こうと決めたらやってみるものだな、と思った。
今年は、次はどんな挑戦をしてみようか・・。
そう思えるような事例であった。(*´ω`*)
なつかしい紅葉の時期