雨 ときどき晴れ☀

~鬱と発達障害とつきあう日々~

ポンカンの奥様/雪解け兆し☃

 

またか、というタイトルで恐縮ですが、お時間がありましたら、おつきあい下さい(^_^;)

 

8月から集金にうかがっているお客様で、毎月3時間超えのお邪魔になってしまう、F様の話であります。

0427asdrive.hatenablog.com

 

 

話を切り上げられないにも程がある、と自分でも呆れております。

12月、1月(24日)の集金に至っては、11〜16時台の5時間にも及びました。

もう、F様が、何かわかりませんがお話をしたくて、お茶菓子や立派なフルーツをわざわざ用意して下さるのは、わかっていました。

お話する中で、離婚されて10年ほどお一人、お母様も高齢者施設に入所されたということがわかりました。

お子様もいないということで、町内会のつながりも希薄の昨今、それどころか少しトラブルもあるような。でも、そこまでは、近年よく聞く話でもあると思います。

F様は、60代前半くらいで、お宅も立派で小綺麗にされていて、まだまだ普段着でも品の良さが滲むような、綺麗な方でした。

話し方も可愛らしくて、笑顔のキュートな方で、優しい感じの女性でした。

ちょっと話しやすかった?とはいえ、ただの新聞の集金担当者に、そんなに毎回お茶を出しで頂くなんて、(?_?)ではありました。

一人でお寂しいことも、ちょこちょこお話下さったのですが、12月の集金で、いつもの世間話の後に打ち明けられたのが、お母様の入所施設のことでした。

去年、お母様が何日間か熱を出されたそうなのですが、それを施設から連絡を受けたのが、ずいぶん後だったそうなのです。一週間やニ週間ではきかなかったようで、報告内容もずさんな感じだったようです。

前々から、いろんなきれいな服を持たせても、いつも同じような黒っぽいものを着ていたり、面会の頻度なども他の施設と比べてかなり少なく、

また施設長はじめ、職員の対度にも不満があったということで、施設を変えたい、

後見人も、信頼関係があまり持てず、そちらも変えたいということでした。

私には、ずっとその状況や経過を説明されていたのですが、施設長などへの憤りが強くて、高圧的で理不尽なこともだいぶ言われたようで、公表して訴えたいくらいなんです、とお話していました。

公表は慎重にしないとですが、まず、いい施設を他に捜して、移転するように動かといけませんねぇ、と先月は話していた所でした。

そして今回(24日)、また尋ねるや、お茶を用意して頂いて、いろんな世間話をひとしきり、今日は早めにおいとましようとするも、

まだやはり施設への不満や、ストレスからの不調を訴え始めたので、この1か月、あまり進展しなかったのね、、と思い、

ひとしきり同じ憤りはお聞きして、では、後見人と施設を変えましょう、変える権利があります、これは普通のことです、とF様に言いました。

まず何をすればいいのか聞くと、家庭裁判所で新しい法的後見人に変えてもらう手続きをするとのこと。用紙をもらい、書き込んで、提出する、

では、シンプルに、それから始めませんか、というと、

なぜか、また憤りの話を何度も始めるんです。

それから、最近やる気が起きず、うつうつする、などの話を。

問題をなかなか解决出来ない時の典型例の一つですね。

気持ちは察するけれども、私にも時間に限りがあります。

「F様、悔しい気持ちはわかりますが、後見人と施設を変えたい、正解だと思いますので、前に向かって、まず一歩出ましょう。用紙をもらって来るだけで、受付けの人とざっと話が出来ます」「今の後見人や施設に世話になったけれど、合わないので、変えたい、安心して相談したり家族を預けたい、それでいいと思います」

「もしうつうつとして、出られないようなら、家裁まで運転して差し上げますよ」

法務局にも話をしており、「後見人を変えるべき」とも言われているようなので、何も躊躇することはありません。

ただ、お母様の施設を変えたとして、環境が変わることで、健康に影響がないかどうか、それだけ心配だったようです。

「でも、きっと、ご家族のF様が、信頼してお願いできる所の方が、お母様にも良い環境だと思います。決まったら、お母様にそうお伝えしたら、どうでしょう、きって安心して下さるのでは、、」

それから、月末に、今の後見人と、その上司と3人で話し合いがあり、後見人への不信についての話というので、こんなに疲労困憊してるのに、電話などで出来ないんですか? 何をわざわざ出向いて3人で話すんですか? と聞くと、それもそう思います、そうですよね、とおっしゃいました。

聞いていると、なんとなく、後見人を変えられるのを防ぐために、話し合いの中でF様がうまく誘導されるような予感がしました。

長く渦中にいると、判断がよく出来なくなる場合もあると思います。なので、一応疑問なことや感じたことは率直に言いました。

 

ここまで来て、またF様の堂々巡りのスパイラルが始まったので、失礼とは思いつつ、バッグを肩にかけ、コートの前を閉めて立ち上がりました。

「あっごめんなさいね、長くなってしまって…おつかれになったでしょ、私のことおかしいって思わないで下さいねー💦」とおっしゃるので、

「いいえ、こんな経験もない若造(いい歳だけど)が、ご意見してしまってすみません」「でも、そんなヒドイ雑魚どもに悩まされて、健康を害してはいけませんよ、時間も、せっかくの美貌も害されます!」

「あら、おーっほっほ、ヤダー、しーちゃんさん、私もう歳なんですよ、、面白い人って言われません?」

「言われませんよ、優柔不断で疎まれてますよ、とにかく、お綺麗なんですから、この笑顔を失くしてはもったいないです!」「入所者と家族へ安心対応を努力できないなんて、最低ライン以下ですよ、この、雑魚どもが! えぃ、ヤァッ」と令和ロマンばりに言い放って足で踏みつける真似をした。

「やだー、おほほ、、。共感していただいて、嬉しいです」

「お母様と、素敵なお洋服で、次はお写真撮れますように、それを目標にがんばりましょう✊」

 

半分、早く帰るためにこうして代わりに怒りまくったが、言ってるうちに感情移入して、でも本当に、思わなければ言えないことでもあった。

そして、言ってるうちに、F様をちょっと守るぞ、じゃないけど、そんな感情も湧いたような気がする?

そんな頼られキャラではないけど、例えば世帯主になる時って、こんな風に急に力が湧くもんなのかな? などとどうでもいいことを思った。

私が歳を取ったら、F様みたいに愛らしく、年下の誰かに、打ち明け話なんかできるかなぁ。

私にも近い将来、このような悩みができるかもしれないのだから。

F様の話を聞いているようで、実は違う気がして来ました。さすがやっぱり、昭和の逞しい年長者だなと思いました。

 

 

 

🍊🍊🍊

 

 

前記事では、また職場の人間関係の話に、たくさんありがたいコメントいただきまして、ありがとうございました。

 

基本職場で助け合って、みんな長いつきあいでもあり、親切だった時もあったり、いろいろある中で、嫌な面もお互い見えても、少し反省の兆しを感じたり、穏やかなオーラを感じたら、流そう、と思えました。

あまり酷い人なら切りますけど。

 

どうしてそう思ったのか、わかりませんが、バイオリズムもあるだろうし、別のコミュニティをいくつか持ち、自分で広く動いて、何事も固執せず薄めていきたいと思いました。

ギクシャクした相手の方も、みんな、それなりに反省してくれてる片鱗が見えたので、それはよく感じ取って、大らかになりたいと思っています。

 

「困難は、自分の中にある」