以前、日中勤めていたお弁当屋さんを辞めて、15日でちょうど1年になります。
先日、新聞店の社員の方が「健康診断に行った時、○○給食さんのお弁当を販売してたので、今年も食べてきたよ」と仰っていたので、ふと思い出しました。
正確には、春になってからずっと思い出していました。
お弁当の配達もスピードが命なので、冬の道路状況は非常に厳しいものがありました。スリップ、道幅が見えなくなった土手道ルート、ホワイトアウト。
そういう辛い時期のことは、脳があえてシャットアウトするのかもしれません(^_^;)
春になると、農家さんの注文なども入り、超繁忙期でもあるのですが、いろんなお客さんと会えてそれは楽しかったです。嫌なお客さんもいましたが、いいお客さんたちがチャラにしてくれました。会社の仲間も面白い人がたくさんいて、仕事の合間に顔を合わせるのが楽しみでした。
人間関係は良かったのですが、いろいろ自分の都合で、近場である新聞配達のみに仕事をすることにしました。それでもギリギリまで辞めたいとは思わなかったほど、楽しく、キツく、充実していました。
そんな5年間で、年齢も幅広く、皆と仕事をさせてもらいましたが、特に仲が良かったのは、Dさんという4歳年下の女性と、Tさんという4歳年下の男性。2人とも私よりしっかりしていて、ボケの私はよくつっこまれていました。たまたま3人になった時は、楽しくてもっと話していたかったけど、時間はあっという間でした。
今回の話は、Dさん(娘さん一人の元気でオシャレな主婦)との思い出話です。といっても、忙しい間をぬってのドタバタな話ですが。
2~3年くらい前の秋のこと、Dさんに
「Wさんの家に遊びに行こう」と誘われました。Wさんというのは、職場の仲間で、60歳くらいの男の人。チャキチャキと喋る人で、皆から、いいお年なのに「ちゃん付け」で呼ばれている方。農家と兼業していて、独身。なんでも、昔フィリピンからのお嫁さんをもらったらしいけれど、逃げられたという、社内では有名な話でした。Dさんの方がWさんと長いつきあいで、私に、
「田中さん、Wさんが柿をくれるって。Wさん家に行ってみない?」というので、OKしました。Wさんは、さくらんぼも、野菜もお米もたった1人で作っているという見かけのちゃらんぽらん加減さからは信じられないすごい方。Tさんも、前にさくらんぼ狩りに訪問したことがあるとのこと。Dさんと私はパートでしたが、Wさんは社員でしたので、シフトの休日と、柿の収穫をお待ちすることになりました。
そして、柿も熟したとのWさんからの解禁のお知らせがあり、私たちは、相談して、お土産を持ってお邪魔することにしました。
今日はここまでです。続きはまた次回です。
天気が優れませんが、よく休んでお過ごし下さいね( ╹▽╹ )ノ