冬になって寒くなると人も家から出なくなり、新聞配達中に変質者もどきに遭遇するようなことはなくなっていた。
私も、ちょっとでも怪しいものをキャッチすれば、即バイクでそこを離れ、配達順路を変えて、人との接触をうまく避けるようになったし、もしいたずら心や出来心がある人がウロウロしていても、「やめろオーラ」を出し、完全無視または視界に入れずにさっさと去る、これが一番のようで、そのうちにあちらも飽きてくるという効果をねらっている。
↓前に遭遇した怪しい面々も、今では影を潜めている事例が多い。
(一応、フィクションということで書かせて頂いたのですが、皆さんそこはスルーして、本気で心配して下さいました。まぁ、実際、実話であったわけですが。ありがたいことです。)
一週間くらい前に、比較的暖かい日が続き、突発的に変質者のような事例に久しぶりに会った。
配達も終盤、住宅街のお客さま宅9件並びの一本道にさしかかり、一気にポスティングしようかと思ったところ、道の一番奥に車のライトが見えた。
ライトは動かず、停まっているようである。と、少しずつゆっくりこちらに動き始まった。そんなに広い道路ではないので、すれ違うのも面倒だし、ちょっと気持ち悪い動きを察知したので、瞬時に順路を変えることにした。すぐ左に曲がり、そちらの並びを先に配達しようとした。
まさか、こっちに曲がって来ないよね・・・と思った。思ったよ。
そしたら、見事にライトがこっちに向いて、曲がって来たではないか~い!!
げーっ。そして、私が停まっていた家の前のすぐそばに、停まりやがったよ!
そして、車から痩せた若い?男が降りてきた。そして薄ら笑い(に見えた)を浮かべてこっちを見たではないかーーい!! ちなみに山咲トオルさんとか、お笑いコンビ「コットン」の右側の人に似ていました。
即、Uターンして、配達の最後に向かいました。なるべくそこから離れて、最後尾から逆回りすることに。
そして、Uターン地点に戻る頃にはさすがに時間が経って、あの車はいませんでした。
でも、気分が悪かったので、営業所に帰ってから、社員のHさんがちょうどいたので、話しました。Hさんはその地区の担当でもあったので、話すと親身になって聞いてくれ、「気のせいじゃない?」とかそういったことは言わずに、対策を考えてくれました。
ちょっとナンバーだけ、見て覚えておいた方がよくて、携帯も、短縮で警察に繋がるようにした方がいいねと。それから、次の日はちょっと雪だったのですが、配達終わりに寄ってくれて、ちょっとパトロールしてくれました。
「今日は、頭のおかしい奴はいないみたいだな~」と誰かと思いきやHさんだったので、
「あらわざわざ来て下さったんですか?ありがとうございますー!」
と言うと、にこっとして、去っていきました。後で車でも回ってくれたようでした。
Hさんとは、久しぶりに長い会話をしましたが、親切にして下さったので嬉しく思いました。腰を痛めた時も助けて下さったし、後姿を拝みたい気持ちです。
今日はたまたまお休みをもらっていましたが、また明日から雪やアイスバーンでの配達になると思うので、変質者どころではありませんが、まず事故・ケガに気をつけて行きたいと思います。
↓スパイク付きの滑り止めを2組用意しました。
これは足元の安心感が全然違います。長靴に装着しています。
気をつけても滑るところが、気をつければ何とか滑らない、に変わります。完全なアイスバーン以外は大丈夫です。
大学生の女の子も11月に一人入って、自転車で頑張っています。
今冬はチームワークよく、ケガ人なく、頑張って乗り切りたいです。